半導体レーザー(semiconductor laser)とは半導体材料を使い電流を流すことでレーザー光を発生させるもので、発光ダイオード(LED)と同じ電源回路を利用できる。
半導体レーザーが利用されている分野は多岐にわたり、代表的なものとしては
◎光通信(高速データ通信に使用)
◎医療(レーザー治療や手術など)
◎各種産業分野(材料の切断や加工など)
◎照明分野(演出照明やディスプレイなど)
この分野で有名な大手企業は例えばアメリカのコヒレント社(Coherent Inc.)やIPGフォトニクス社(IPG Photonics Corporation)、我が国では日亜化学工業やシャープなどがある。
そして先週17,18日に東京国際フォーラムで開催されたシャープ(株)の技術展示イベント 「SHARP Tech-Day」 に於いて、半導体レーザー利用の興味深い技術が参考出展されていた。
(半導体レーザーの点灯デモ、以下筆者撮影)
それは「半導体レーザーによる害虫駆除システム」。
現在、主に農業分野の害虫やバッタ、イナゴ、ガの類いをターゲットとし、特に移動する虫を自動追尾し半導体レーザーの光を照射して退治する研究を進めている由。
大面積への対応など課題も多いものの、この技術が確立されれば農薬の類いを使用することなく害虫駆除が可能となる筈である。
そこで筆者が質問したのは、
「家庭最凶の害虫“G”を半導体レーザーで退治できるか?」
無論シャープもチャバネゴキブリを使って実験を進めているそうだが、今の処いろいろな範囲の波長の光を照射し続けても「これ」といった決定打が見つかっていないとの事。
“G”の起源は2億年前とか、たしかにしぶとさは尋常ではないようだ。個人的には“G”対策を最優先でやってもらいたいが、そう思うのは筆者だけだろうか?
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