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関東終了…横浜でストロンチウム検出

 
322日に福島県飯舘村で高濃度の放射性ヨウ素セシウム137が検出された後、テレビで、
セシウムは比重が重いから、遠くには飛散しない」
云々と解説していたコメンテーターがいた。
 
328日に福島第一原発の敷地内からプルトニウムが検出された時も、
プルトニウムは重いから飛ばない。直ちに人体には影響ない」
云々と言っていた識者がいた。
 
412日に福島県浪江町飯舘村の土壌と野菜からストロンチウム89と90が検出された時も、
ストロンチウム重いから遠くまで飛ばない
云々と言っていた学者がいた。
 
あの福島第一原発の爆発事件から7ヶ月。私たち国民の目を逸らすかの如くマスコミの被曝情報も減り、みんな核汚染の実態を忘れているのか、それとも“馴れっこ”になってしまったのだろう・・・。
 
そして12日の、このニュース。
 
朝日ドットコム10120332配信記事
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横浜でストロンチウム検出 100キロ圏外では初
 横浜市港北区のマンション屋上の堆積(たいせき)物から、195ベクレル(1キロあたり)のストロンチウムを、民間の分析機関が検出した。東京電力福島第一原発事故で放出されたとみられ、結果の報告を受けた横浜市は、再検査を始めた。
 検出されたのはストロンチウム90(半減期約30年)。文部科学省の調査では福島県内や宮城県南部など福島第一原発から100キロ圏内で検出されているが、約250キロ離れた横浜市内では初めて。
 場所は築7年の5階建てマンション屋上。7月、溝にたまった堆積物を住民が採取し、横浜市鶴見区の分析機関「同位体研究所」で測定した。放射性物質が蓄積しやすい条件とみられるため単純に比較できないが、4~5月に福島市内の土壌から検出された77ベクレルと比べても高い値だ。
 同じ堆積物からは6万3434ベクレル(1キロあたり)のセシウムも検出。私有地であることを理由に公表していないが、市衛生研究所でのセシウムの再検査でも、同じ堆積物から10万5600ベクレルが検出された。(以上引用)
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たしか枝野大臣(当時、官房長官)曰く、
「た…ただちに影響はありません」
なるほど、間違った発言ではなかった。今迄に内部被曝で即死した人はいない。
 
しかし、そろそろ影響が出るという事である。
 
参考までに各物質の比重は以下の通り。
 
ヨウ素の比重は、4.9
セシウム137比重は、1.9
プルトニウム比重は、19.816
ストロンチウムの比重は、2.63
 
ちなみに、
アルミニウムは、2.7
鉄は、7.9
鉛は、11.34
銅は、8.94
銀は、10.49
純金は、19.3
ウランは、19.1
 
重金属類とは云っても、そもそもプルトニウムストロンチウムセシウムが固形金属の状態で生活圏に存在することは有り得ないので、金属の比重で比較するのは無意味ではないだろうか。
 
ストロンチウムセシウムと一緒に放出されるが、ベータ線しか出さないので分析検出が困難という。そこでセシウムとの存在比率によって、ストロンチウムの量が推定できる由。またチェルノブイリの知見によると、ストロンチウム90の放出量はセシウム137の一割程度だったという。
 
東日本におけるこれまでの一連のセシウム検出量と範囲からすると、相当量のストロンチウムが存在している事になる。
 
さらにストロンチウム90半減期29.1年。化学的にはカルシウムに似ているので、骨や歯に蓄積し易い。
 
食物連鎖を通じた内部被曝の観点から考えると、水質汚染と食品汚染で体内に取り込まれる危険がある。従って地表部分の除染に加え、政府・東電が今までに海洋へ垂れ流した汚染水による海洋生物への影響を重要視しなければなるまい。
 
特に児童や1020代の若者たちの健康について、絶対に安全を確保しなければならない。
 
ところがなんと、横浜市は小学校の学校給食に福島産食材を使用している由。
子供たちは地表部分の被曝に加えて内部被曝の危険性もあるという、“人体実験”のモルモット扱い・・・。
 
人体実験と言えば、先月、がん征圧の功労者に贈られる「朝日がん大賞」を受賞した山下俊一・長崎大教授(福島県立医科大学の副学長を兼務)は札幌医科大の高田純教授と並ぶ東日本核汚染安全論者だが、ドイツの週刊誌『デア・シュピーゲル815日号で、
 
「福島の子供たち36万人の甲状腺を調べる。チェルノブイリの調査では、被曝から発がんまで5年かかることがわかった」
200万人の福島県民すべてが被験者です。科学界に記録を打ち立てる大事業になるでしょう」
 
云々と本音を漏らした由。
 
政府が情報を隠蔽し報道統制していたのも、格好の人体実験と看做していたからに他ならない。なにしろ放射線医療研究は普通、人体実験なんぞ出来ないのだから。
 
過去データは広島・長崎やチェルノブイリ、米ソらの核実験後の追跡調査が主だった。ところが今回は数百万人に及ぶ被験者が発生、これを逃す手はない。そして反原発の研究者たちもデータ自体には興味がある筈だ。
 
福島県の人口変動は大都市圏に比べて激しいものではないから、福島の“モルモット”達からは長期間の追跡調査によって、詳細にわたるデータが蓄積できるであろう。
 
そして関東・首都圏に住む“モルモット”達からは、被曝半径の遠近と健康のデータや、横浜市のように内部被曝の過程をフォローし続けられる貴重なデータが得られるであろう・・・。
 
所詮、政府・民主党、東電、研究者たちにとって日本国民とは、単なるモルモットに過ぎないのだろう。
 
そういえばあの「日教組」は児童生徒の被曝危険性に関して、何らの見解、談話、声明を出していない(3/16の声明は「東日本大震災」に対する、ありきたりの話)。
 
理由は簡単。彼らが支持している民主党が政権与党であるから、児童生徒の被曝危険性を叫んで政府与党の足を引っ張る事はしない、それだけの話ではないか。
 
三月に福島で汚染食材を食べて「大丈夫」とアピールしていた自民党有志たちもアフォだったが、民主党日教組ら支持団体の悪質さは、それを遥かに上回っている。
 
野田が若干、保守的傾向を示している事をもって、特に保守層が性懲りもなく騙されているように見受けられる。しかし野田は民主党本体にとって単なるダミーに過ぎない。
 
連中は第一目的の「政権を盗る」を実現し、その後の国家運営については
「現・日本国の破壊と改変」
という目標に沿って着々と布石を打っている。核汚染の拡大放置もその一つであるが、それに気付かずノホホンとしている日本国民が愚かなのである。
 
民主党政権は福島原発による東日本核汚染を奇貨として、日本人、特に放射能の影響を受けやすい子供たちを撃滅し、震災増税で国民から金を捲き上げ、汚染された土地を国有地化し、除染後には中韓からの移民を呼び込んで、日本乗っ取りの一助とせんと画策しているのだろう。
 
これでいい筈は、ない。
 
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