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尖閣竹島…塾と私学が問題だ

 
歴史教科書検定や学習指導要領が、段々まともになってきたのは喜ばしい限りである。
 
読売新聞1141323分配信記事↓
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尖閣竹島の「領土」明記、文科相「当然だ」
 政府が、中学校と高校の教科書編集の指針となる学習指導要領の解説書に、尖閣諸島竹島を「我が国固有の領土」と明記する方針を固めたことについて、下村文部科学相は14日の閣議後記者会見で、「将来を担う子供たちが日本の領土について正しく理解するのは極めて重要。固有の領土を教えるのは国家として当然だ」との考えを示した。
 解説書にはこれまで、竹島については固有の領土と明記されておらず、尖閣諸島に関する記述はなかった。下村文科相は「今まで明確にされていなかったこと自体が反省すべきこと」と述べた。中国などの批判に対しては、「改定した時には、外交ルートを通じてより丁寧に近隣諸国に説明していきたい」と述べた。
 文科省は近く解説書を改定し、2016年度から使用される教科書で反映させる見通し。(以上引用)
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記事中で文科相
「改定した時には、外交ルートを通じてより丁寧に近隣諸国に説明していきたい」
と述べているのは、「近隣諸国条項」を前提にしているからこその台詞、こんなものは余計であろう。必要なのは、この「近隣諸国条項」を明確に否定し、独立国としての矜持を取り戻すことである。
 
ところで、文科省の学習指導要領は「教科書」編集の指針であるものの、これに拘泥されない勢力がある。それは「学習塾」と「私立小中高の各学校」である。
 
「私立小中高の各学校」においては必ずしも「教科書」に沿って授業を進めている訳ではなく、教員の方針次第では「補助教材」中心の授業を行っている所もある。そんな学校が課す「入学試験」に於いては、国の方針・政策と異なる見解を「正解」とする問題や、史実と異なる虚偽を「正解」とする問題が、恣意的に出題されたりするのである。
 
この件については昨年4月の国会で山谷えりこ議員が質問を行っており、また例えば昨年10月には、「水間条項」さんが下記の問題提起をされていた。↓
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水間条項20131031 21:08
拡散希望売国女子高校》
 
玉川聖学院女子高校の修学旅行は、安重根などが収容されていた西大門刑務所を見学コースにして、生徒の自虐教育を徹底しています。教科書通り「侵略」「創氏改名etcを授業で教えています。
 
ホームページを見ると、韓国の女子高と提携しています。
 
2010年の中学入試の自虐史観問題。
 
大問4がすべて朝鮮に関する問題で、「日本は朝鮮を植民地とし、さらに、中国の領土の一部を奪おうとしていました」と書かれています。また、図Bは、黒板で日本語を教えている様子です。
 
問6では、「朝鮮語を考える」(龍渓書社1980)という本の一説を掲載し、日本語を国語として教え、日本人としての愛国心を持たせる、というような解答を導き出させるようになっており、また、問5では、「中国の領土の一部を奪おうとしていました」という傍線部について、樺太満州、香港、台湾の選択肢の中から選ばせる問題になっています。
 
2010年の中学入試問題は特に韓国併合ネタ全開です。
 
安重根が拘留されていた刑務所見学は、もはや日本の高校とは言えません。
 
これらのことは、文科省としても見過ごすことは出来ないでしょう。
 
ジャーナリスト水間政憲;インターネットだけ転載フリー〈条件・全文掲載〉(http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/ )
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このように有名私学が偏向問題を出題するのに合わせているのか、入試を目的とする学習塾の教材も、尖閣竹島に関する記述や歴史記述に間違ったものが見受けられるのである。
 
昨年うちの子供が通っていた大手学習塾もそうで、使用していた、「教育開発出版」ピラミッド」という教材を見て驚いたことがあった。
 
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このように史実と政府見解を捻じ曲げた記述が罷り通っているのは、私学の入試問題で「尖閣竹島の領有権が決まっていない」という“正解の問題が出題されているからに他ならない。
 
また歴史についても間違った記述と、それに基づく問題が載せられている。
(赤線部分は筆者による)
 
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「ピラミッド」とは、学習塾向け教材製作会社として定評のある教育開発出版のテキストである。「ピラミッド」社会テキストでは、文科省の社会科教科書検定や学習指導要領に縛られないためか、事実と異なる記述や設問が堂々と書かれている。これを使用している児童の多くは進学校・私立校へ進むため、低年齢で間違った知識を仕込まれる。
 
そして有名校進学→有名大学へ進学→自虐史観や国土に対する間違った知識のまま社会に出て、官庁や大手企業に勤務→社会的地位を得ても反日史観で国益を損なう・・・という悪循環が発生するのである。
 
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◎ 教育開発出版㈱
168-0073 東京都杉並区下高井戸1-39-12
TEL 03-3304-5291
 
(主な製作教材)
小学通年教材「ピラミッド」、中学通年教材「マイクリア」、新小学問題集、新中学問題集、Keyワーク、数BEKI、小学ワーク、高校リード問題集など
 
(採用実績)
 全国の主要学習塾(特に中学受験の進学塾)、進学校の私立校小学部
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●嘘を書く中学補助教
 
いくら歴史教科書を正しても、前述のように私立校では一部教員が独自の判断で教科書以外の補助教材を使用している。うちの子が通う私立校中学部の社会の授業では、下記の如き驚くべき内容の教材を使っていた。
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「Sirius(シリウス)21 地理Ⅰ」
 
編集者: 株式会社 育伸社
台東区台東3-46-9
TEL 03-3831-9591
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このP.28の[3]朝鮮半島 の箇所に、以下の記述がある。
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(1)歴史 1910年から1945年まで日本が植民地支配。現在の在日朝鮮・韓国人は、この時期に来日、強制連行された人々やその子孫。
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この部分を受けて、同じくP.31の「復習問題」では、こう出題されている。
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(1)現在の在日朝鮮・韓国人は、日本が朝鮮半島を(  )としていた時代に、職を求めて来日したり、鉱山などで強制的に働かせるために連れてこられたりした人々とその子孫である。
(  )にあてはまる語句を答えなさい。
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よくもまあ、こんな嘘を堂々と書けるものである。現在の在日半島系の由来がどのような類のものかは、今更ここで書くまでもなく皆様ご承知の通り。そして、これを「歴史」の授業ではなく、「地理」で教えるというのが実に姑息ではないだろうか。
 
以上はほんの一例である。是正すべき対象は単に「教科書」に留まらず、私学の学習内容、入試問題、そして大手進学塾の教材や授業内容にも拡げるべきなのである。
 
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