享保18年 (1733年)に始まった「両国川開き花火大会」の伝統を受け継ぐ、第37回「隅田川花火大会」が7月26日(土)に開催される。これを皮切りに全国で花火大会真っ盛りとなるので、今日は少々趣向を変えて楽しい化学実験をご紹介したい。
「テルミット反応」とは酸化物を還元する方法の一つで、酸化鉄が持っている酸素がアルミニウムに奪われる過程で多量の熱が発生し、生じる現象である。たしか学生の頃、高校の化学の教科書にもこの実験方法が載っていたと記憶している。
実験手順は、
①容器を三脚状のものに固定し、紙を敷く。その下に砂を敷いた金属トレーを置く。
②容器に砂鉄とアルミニウム粉末を3:1の割合で混合して入れる。
(砂鉄8~9グラム、アルミ3グラム程度がいいでしょう)
③マグネシウムリボンがあればライターか「チャッカマン」で、無ければ手持ち花火を使って着火。
砂鉄は公園の砂場で採取できるがアルミ粉末は販売していないので、自分で生成するしかない。ポピュラーな方法はアルミ缶を削る、もしくはアルミホイルを丸めてヤスリで削る。もっとも、なかなか量が溜まらないので忍耐力が必要である。
それから室内で砂鉄とアルミ粉末を大量に混合して実験すると、大変なことになる筈。十中八九、近所の人が通報して警察が飛んでくるだろう。空き地や野原でやったとしても、通報される可能性大である。
ただし許可をとって夜間に実験すれば、きれいな即席花火ショーが見られることになる。理科嫌いのお子さんでも興味をそそられる筈なので、お薦めである。
(注意)
・間違っても大容量の容器に大量の混合物を入れないこと。大爆発となる。
・テロに応用しようと思えば幾らでも出来るので、おかしな気を起こさない事。
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