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もう意味不明「熟年高齢者」への名称変更

 
たしか「後期高齢者」というネーミングは麻生政権の時に決まったと記憶している。あの時から評判が悪かったが、その後の民主党政権も名称変更せず今日に至っている。
 
そのネーミングをやっと、現政権が変更検討しているという。
 
産経新聞725日配信記事↓
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75歳以上は「熟年高齢者」に変更? 甘利氏明かす
 甘利明経済再生担当相は24日、都内での講演で、医療制度で使われている75歳以上を指す「後期高齢者」という名称を「熟年高齢者」に変更することを田村憲久厚生労働相と相談していると明らかにした。65歳から74歳までの「前期高齢者」は「若年高齢者」とする案を検討しているとした。
 平成20年度から75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度が始まったが、当時は後期高齢者との呼び方に「お年寄りへの差別を感じる」などと批判が相次いだ。甘利氏は社会保障制度改革の話題に関連し「後期高齢者という呼び名が悪い。高齢者の社会保障を変えていく」と述べた。(以上引用)
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要約すると、
・「前期高齢者」→「若年高齢者」
・「後期高齢者」→「熟年高齢者」
 
前期・後期などという名称を平気でつける政治家と官僚のことだから、てっきり次は90歳以上のお年寄りに「末期高齢者」とか考えそうだと思っていたが、単に現状の言い換えだけだったか。
 
それにしても、「若年高齢者」というのも変な名称ではある。“若年”と聞いて真っ先に連想するのが「若年性ハゲ」とかだから、どうもパッとしない。
 
さらに75歳以上の「熟年高齢者」に至っては、もはや意味不明。そもそも“熟年”とは普通、50代~60代のベテラン世代を「熟年世代」と称するものではなかろうか。これは明らかに世代ミスマッチな名称だ。
 
取り敢えず「若年」とか「熟年」とかではなく、もう少しマシな名称を検討すべきであろう。
 
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