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悲惨なテルミット焼夷弾が実戦投入

 

泥沼化しているアルメニアアゼルバイジャンの戦争(ナゴルノ・カラバフ戦争)。戦場にはドローンが投入され、無人機対人間、無人機対無人機という近未来的戦闘が繰り広げられている。

 

その舞台であるナゴルノ・カラバフ自治州に於いて、アゼルバイジャン軍がクラスター爆弾タイプのテルミット焼夷弾を実戦に投入している由。

 

Yahoo!ニュース11月1日配信記事↓

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ナゴルノカラバフでテルミット焼夷弾が使用されるも白燐弾と虚偽発表

(https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20201101-00205866/ )

現在アルメニアアゼルバイジャンが係争地ナゴルノカラバフをめぐり争っている第二次カラバフ戦争で、焼夷兵器が使用されました。アゼルバイジャン軍が森林を焼き払おうとしており、上空で見張るドローンからアルメニア軍が隠れる場所を無くす目的だと思われます。(以下略)

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テルミット焼夷弾とはテルミット反応(酸化鉄とアルミニウムの粉末の混合物に点火したときの反応、酸化還元反応)を利用した兵器である。

 

かつて2014年 7月 25日のエントリー、

< 即席花火!楽しい化学実験で夏気分!>

(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/13141381 )

 

ここでテルミット反応の実験について書いたが、高校生レベルの化学実験としても間違えれば大惨事を引き起こす可能性がある。

 

兵器への応用は既にWWⅡ でのドイツ空襲、日本本土空襲(特に東京大空襲)で実証済み。最近ではロシア軍が「イスラム国」武装勢力に、またシリア政権軍が反政府勢力に使用している。

 

しかし記事中にもあるように威力の劣る「白燐弾」の方が現在では有名になってしまっているので、攻撃されているアルメニア軍はテルミット焼夷弾と発表しないという愚を犯している訳である。

 

そして「白燐弾」やら「劣化ウラン弾」やらにはヒステリー反応を起こす各国の反戦平和団体が、テルミット焼夷弾に対して声を上げないのも不思議である。

 

もしかして、“ご主人様”の中国人民解放軍が大量配備しているので沈黙している・・・とか?

 

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