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今月の唄『博多っ子純情』

 
今年もまた、神事博多祇園山笠の季節を迎えた。
 
博多っ子純情(唄: チューリップ / 作詞:安部俊幸
 
♪ 君もいつか行くといい
 博多には夢がある
出来るなら夏がいい
祭りは山笠
 
(ご参考)
 
西日本新聞71日配信記事↓
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博多祇園山笠が開幕 飾り山笠14カ所で公開
博多の夏祭り「博多祇園山笠」が1日開幕し、15日までの期間中、街を彩る絢爛(けんらん)豪華な飾り山笠が福岡市内14カ所で公開された。勇壮に駆ける舁(か)き山笠は、各流(ながれ)の地元を走る10日の「流舁き」から動きだし、15日早朝の「追い山」まで、博多の街は祭り一色となる。(以下略)
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国の重要無形民俗文化財に指定されている博多祇園山笠。その起源は臨済宗の僧侶である聖一国師円爾弁円が仁治2年(1241)、疫病が流行した博多の町で施餓鬼棚に乗って市内を巡り、病魔退散を念じた故事に由来するという。
 
この祭りの主体は、博多の中枢部を7ブロックに分ける「流」(ながれ)という組織で、戦国時代に戦火で荒廃した博多の復興のために豊臣秀吉が計画した都市再生計画「太閤町割り」で誕生した地区割りが基本になっている。
 
現在では毎年7月1日から15日の期間、市内14箇所に置かれる「飾り山笠」と、実際に男衆が担いで走る「舁き山笠(かきやまかさ)」に分かれ、祭りの後半は「舁き山笠」が主役となる。博多総鎮守・櫛田神社の神事ではあるが、毎年スタートの櫛田神社から「廻り止め」ゴールまでの約5キロメートルを全力疾走してタイムを競うので、皆、真剣である。
 
 
イメージ 1
(狭い路地を重さ1t以上の山笠が駆け抜ける)
 
一つの流の「舁き手」は数百人から千人以上、一番山笠から七番山笠に加えて、殿を務める八番山笠(動く飾り山笠、重さ2t以上!)まで、数千人の博多男衆が博多の街を駆け抜ける。
 
 
イメージ 2
動く飾り山笠
 
勇壮な博多祇園山笠、しかし大惨事につながる危険もある祭りなので、参加者の真剣度は他の祭りと異なり極めて高い。従って「流」組織における秩序と礼節は、現代日本の模範とも云えるハイレベルなものである。
 
♪ 男たちはとても見栄っ張りで気が強い
 海の風に吹かれるから
だけど皆すぐにもらい泣きするよな奴
酒を飲んで肩をたたく
 
博多だけではなく九州各地に「祇園山笠」祭りが行われているが、その中には現代の日本人が忘れつつある情熱と礼儀が脈々と受け継がれているのだ。
 
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