今日午後3時からの香港「7.1デモ」では、昨年秋より中共の弾圧に遭っている「銅鑼湾書店」の林店長が参加する。この林店長は先日、昨年10月24日に中国広東省深圳で中共政府の直轄チーム(「中央専案組」)に拘束されていた事実を明らかにした人物である。
(ご参考)2月1日付エントリー
<香港:書店関係者拘束事件は中共の悪行>
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【7.1遊行】上街捍衛自由 林榮基:為香港 也為自己
銅鑼灣書店店長林榮基被內地拘押8個月後,返港大爆「被失蹤」真相,將中共惡行公諸於世。今年7‧1遊行大隊由他領軍,林直言是首次參加7‧1遊行,過去縱然關心社會,要看店的他根本難以抽空,但原來作為普通人,政治仍會隨時找上門,他呼籲港人7·1一定要上街,捍衛香港自由,既為自己,也為香港。(以下略)
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今年のデモのテーマは、「決戰689,團結一致,守護香港」。
(2014年の民主派占拠事件にて。中央の垂れ幕で「689あなたお休み」と馬鹿にされている。筆者撮影)
梁長官は2014年の民主派占拠事件では、一貫して中共の手先と化して民主派を弾圧していたが、流石に「銅鑼湾書店事件」については中共政府に対して懸念を表明している。しかし「今更何を・・・」といった感が強いのは否めないので、民主派の攻撃対象にされるのは自業自得であろう。
但し今年のデモ参加者の人数自体は昨年並みか、あるいはやや減少するであろう。これは香港の「本土派」(既存の民主派が中国の民主化も目的としているのに対して、香港こそが自分たちの“本土”であり中国は関係ないという立場の人たち)が大幅に増加し、従来の体制が運営するデモに参加せず、数派に分かれて独自の集会を開催するからである。
昨年6月、当ブログでは香港の“本土派”について下記のように述べた。
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(2015.6.20付エントリー)
<香港民主派内の“本土意識”台頭について>
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現在の香港「本土意識」はまだ発生して日が浅く、「港獨」のムーブメントに直結している訳ではない。しかし今後はむしろ、中共の過剰反応が逆に、「港獨(香港独立)」のムーブメント興隆を促進してしまう可能性もあり、「本土派」の動きを注意深く観察してゆく必要があると思われる。
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あれから1年経ち、例の『銅鑼湾書店事件』で中共の非法な人さらい体質が露呈し、香港市民の怒りと不安に火をつける結果となった。中共は相変わらず「本土派」と「港獨派(香港独立派)」を攻撃対象としているが、その「本土派」と「港獨派」が増加した原因を中共自らが作り出しているのだから、愚かな話である。
以前から述べているように、香港「本土派」増殖は多様な民主派の運動を生み出す土壌となっており、この流れはもはや止めることは出来ないだろう。
そして今年は香港立法会議員選挙が実施される(9月4日)。私も汎民主派の応援のため現地入りするつもりである。
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