賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

ダッカ事件、北海道新聞は何と?

 
バングラデシュの首都ダッカで1日夜発生したIS系武装集団の立て籠もり事件。軍の治安部隊の突入以前に、日本人7人を含む人質20人が殺害されていた由。
 
この事件に関連して、北海道新聞1面にあるコラム「卓上四季」(朝日の「天声人語」みたいなもの)1月16日付けの内容を思い出した。
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ある嵐の夜に出会ったオオカミのガブとヤギのメイが、暗闇の中でお互いの正体を知らずに友達になる。翌日に会う約束をして顔を合わせてみれば食う者と食われる者の関係。それでも2匹は、互いの種族にとって許されぬ友情をひそかに育む
 
旭川市在住の絵本作家、あべ弘士さんが作画を担当した絵本「あらしのよるに」(木村裕一作)が教えてくれる大切なことの一つは、どんなに敵対的にみえる集団に属していても、固定観念を捨て個として付き合えば友好関係を築き得るということだろう
 
▼例えば中国を敵視する人も、中国人と虚心に付き合ってみれば、絵本のように「きが あうな~って」 思うことだってあるかもしれない
 
▼過激派組織「イスラム国」と、その壊滅を図る有志国連合のメンバー同士でさえ、互いにそうと知らず話してみれば「こんど てんきの いいひに おしょくじでも」となるかもしれぬ
 
▼もしも二つの集団の間に2匹のような関係がたくさん生まれれば、集団の関係自体が変わることもあるのではないか
 
▼そのためにはまず、つまらぬ先入観や偏見や憎しみを夜の闇に溶かしてしまうこと。そんなに難しくはないはずだ。ヘイトスピーチをするような人たちと逆の態度を心掛ければよいのだから。
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今回の事件では、犯人グループは人質全員に「コーラン」が暗唱できるか否かを試させ、非イスラムの外国人は当然出来ないから殺したという。交渉がどうのこうのという以前に、初めから非イスラムの外国人を殺す気満々だった訳である。
 
こんな連中に対しても、北海道新聞はこういった態度で臨めと主張するのか。
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過激派組織「イスラム国」と、その壊滅を図る有志国連合のメンバー同士でさえ、互いにそうと知らず話してみれば「こんど てんきの いいひに おしょくじでも」となるかもしれぬ
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本件について北海道新聞がどういった見解を述べるのか、興味津々である。
 
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