産経新聞7月13日配信記事↓
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自民党の石破茂前地方創生担当相が14日、民進党の前原誠司元外相ら執行部と距離を置く複数の同党議員と東京都内で会食することが12日、分かった。石破氏が政権批判を強める中だけに、野党の有力議員への接近は臆測を呼びそうだ。(以下略)
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ところがその14日、肝心の石破氏が“逃亡”とは。
毎日新聞7月15日配信記事↓
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民進党の前原誠司元外相ら保守系議員は14日、東京都内で自民党の石破茂元幹事長を招いた憲法勉強会を企画した。しかし、直前に石破氏が出席を取りやめ、勉強会は延期になった。事前に会合開催が報じられたこともあり、石破氏が野党議員に接近しているとの臆測が広がるのを避けた可能性がある。 (以下略)
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なんか俺の聞いていた話と違って来ているな。この期に及んで役者が開演直前に及び腰になっちゃ、拙いでしょうに。
民進に接近する石破氏の動きをどう読むか。いくつかのシナリオがある筈だ。
1.かつての「加藤の乱」再現を狙ったもの
このシナリオは簡単。党内多数派に揺さぶりをかけ続け、主導権を奪うというもの。民進非主流派はそのための“ダシ”として使えるが、見返りも必要だ。おそらくは「公明外し」の上、国交省利権(土建利権)を回すか。
2.近い将来、新党結成
石破派は20人、それに民進非主流派を加えれば結構な勢力になる。相応の政党助成金が入り、石破氏は自らの主導で金の配分を差配出来る。また民進非主流派にとっても、“党籍ロンダリング”が出来るから願ったり叶ったり。
このシナリオの場合、石破氏は安倍首相と連携を保っている筈。崩壊寸前で行き場を失いつつある民進非主流派をすべて取り込み、今後の政争は与党対野党ではなく「「大自民党」内部の抗争・・・という姿に変えてしまう。
小池都民F新党と維新は是々非々の対応で、非自民の中間層を取り込むであろう。公明はキャスティングボートを握り続けることが難しくなり、さりとて民進党が消滅すれば提携相手も無くなるので存在感は薄くなる。そして共産は極左との提携しか選択肢がなく、埋没する。
石破氏がアクションを逡巡しているということは、上記3通りのシナリオの前提条件が変わったか、もしくはマスコミがまだ察知していない「拙いこと」が発生したのだろう。
どうやら新しい絵図を準備する外ないようである。
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