筆者が高2の時分、自宅近所の公園で日テレTVドラマ『大都会PART3』のロケをやっていて、学校帰りに見に行った事があった。
ちょうどシーン撮影の合間で、あちこちで出演俳優たちと近隣住人が立ち話をしていたりサインを貰っていたりと和気藹々な雰囲気。
ふと横を向いたら、公園のベンチで「ジロー」こと牧野刑事役の寺尾聰さんとうちの母が何事か話し込んでいる。何かと思ったら母が寺尾氏に「お父さん(宇野重吉)をちゃんと面倒見なきゃダメでしょ」と説教していたから驚いた。
しばらくして「マルさん」こと丸山刑事役の高品格さんが筆者に「どこかで煙草を売っていませんか?」と尋ねてきたので、斜め向かいのスーパーに連れて行った。
そして凄い人だかりだったのが、「デカ長」こと黒岩部長刑事役の渡哲也さん。映像そのままのサングラスをかけてキキリと締まった雰囲気は未だに忘れられない。
その渡さんが亡くなって2週間経つ。現代では78歳くらいなら若死の範疇、残念でならない。
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