北京で開催されている中共の全国人民代表大会（全人代）常務委員会が、またまた香港の自治に干渉している。「香港の公職員（公務員、立法会議員、地方議員、裁判官）の資格は「愛国者」であること」・・・という基準を導入するのだ。
（香港）Now新聞台11月10日配信記事↓
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【政情】公職人員須符「愛國者」標準 中央新定義 DQ4彈入變彈出
(https://news.now.com/home/local/player?newsId=412406 )
【Now新聞台】人大常委會在北京召開，政圏屏息以待。
消息指，今次會議加插議程，要求香港的公職人員要由「愛國者」出任，並就「愛國者」作出定義，是要擁護憲法及基本法，預料民主派議員最受影響，而具體方案未曝光，民主派已表明會「齊上齊落」，人大一旦出手，將義無反顧總辭。（以下略）
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たしかに香港は「一国二制度」で“高度な自治”が行われると中共は国際公約していたものの、あくまでも「中華人民共和国」の版図内地域である。当然と考える向きもあろう。
そして我が国でも折角政権与党の高級幹部に二階幹事長ら親中派がいるのだから、これは中共を見習って「各級公務員や国会議員、各級地方議員は「愛国者」であること」・・・つまり「愛国者法」を制定すればよい。
具体的には国会議員立候補者と各地方議員立候補者には日本国憲法で規定されている我が国の象徴「天皇」陛下を敬う宣誓を義務付け、拒否する者は立候補不可能とする、そして公務員試験の最初に国歌斉唱を、年末年始の挨拶の最後に聖寿万歳（天皇陛下万歳）を義務付ける等々。
経団連も親中派だらけだから、「中国を見習って日本企業でも、採用・昇給条件として“日本と天皇を敬う愛国者”宣誓を義務付ける」ガイドラインを打ち出すべきではなかろうか。
もっとも、中華人民共和国が要求している「愛国」とは、普通の国が謳っている「愛国」の斜め上を行っている。すなわち彼らの基準は、
「愛国」＝「愛党」、党とは中国共産党である。
全人代常務委員会が11日、中国や香港への「忠誠」がないと決めつけた４人の香港立法会議員の資格剥奪を決定し、それに抗議した超党派民主派立法議員１５人が12日に辞表を提出した。
彼らは「愛国」＝「愛党」を要求されるのが判りきっていたから、もはや議会に残っていても意味無しとして辞職したのである。
もし我が国で「国を愛するとは自民・公明両党を愛することだ」などと唱える者がいたら、精神科に直行コースだろう。アメリカの選挙でも「愛国者とは共和(または民主)党を愛する者だ」などと言っている者はいない。
当然、核心的親中派以外の香港市民は冷め切っている。
（デモ渦中の香港にて、筆者撮影)
しかし「愛国とは中国共産党を愛することである」と臆面も無く主張し、香港市民にそれを押しつける中共指導部とその下請けに成り下がった林鄭月娥行政長官の香港政府は、一般大衆へも「愛国」押し付けを拡大するであろう。
次は、
- 各家庭、職場に習近平の肖像写真を飾らせる。
- その習の写真に「三跪九叩頭の礼（さんききゅうこうとうのれい」を強要させる
このくらいの事は要求してくるだろう。
ウイグル、チベット、内モンゴル、そして香港。私たちは“２１世紀のナチス＝中国共産党”が行っている蛮行をリアルタイムで見ているという事実に目を背けてはならない。
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