以前のエントリーで引き合いに出した御仁のように、ロシアのウクライナ侵攻を「無い」と読み間違えた専門家・学者は数多いる。
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ロシアのウクライナ侵攻はあり得ない、これだけの理由
ウクライナの悲劇と茶番劇
2022.1.26(水)杉浦 敏広
(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/68584 )
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そんな人たちは今、茫然自失となっているらしい。例えば下の慶應の先生のように、ご愁傷様としか言いようがない方も。
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研究は戦争を止められないのか|メディアセンター所長/総合政策学部教授 廣瀬 陽子
(https://www.sfc.keio.ac.jp/deans_diary/016182.html )
2月24日、目覚めると世界が変わっていた。ロシアがウクライナに侵攻し、全く大義のない戦争が始まったのだ。そして、その日、私は重要な研究対象の一つを失い、これまでの研究人生で構築してきたセオリーは水泡と化した。(以下略)
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賭人の筆者なんぞと違って、皆さん各々の分野では立派な先生方ではある。その論拠も納得できるものが多く、見識の高さには恐れ入る人士ばかりである。しかし肝心の予測が外れまくりでは、「何だかなぁ・・・」と思わざるを得ない。
おそらく論を組み立てるに当たって何らかの自動バイアスが入るのであろう。だがこれらの論客の多くは研究成果とそれに伴う言論が、社会的地位と生計に直結している。従って自動バイアスが入り込む、もしくは最初から介在しているのもやむを得ない。それは一種のヒューマンエラーと言えないこともないのである。
それに反して、単なる還暦迎えたおっさんの筆者は気楽なもので、高名な先生方の向こうを張る気はさらさら無い。しかし世の中の常識とズレているからこそ、妙なバイアスがかからない。
先日も某氏から「何故、ロシアの侵攻10日前に侵攻可能性80%という高確率の予測が出来たのか?」と尋ねられたが、前から述べているとおり筆者はベイズ統計の信奉者(ベイジアン)なので、その手法を使って淡々と結果を書いているに過ぎないのである。
(ご参考)2月14日エントリー、
<露烏情勢と有事の金(ゴールド)上昇!>
(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2022/02/14/133657 )
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ちなみにベイズ統計など賭博の確率論を応用した筆者の予測では14日時点で、
首都キエフ:90%
ドニエプル川東岸全域;70%
ウクライナ全域:20%
同理事会で非難決議が採択される可能性:10%
UNの常任理事国、中でも「拒否権」を持っているロシア&中国が行うであろう「武力による現状打破」すなわち侵略行為に対しては、UNなんぞ無意味の存在である。但し両国ともUN脱退はせず、プロパガンダのため最大限に利用し尽くすだろう。
遅かれ早かれ国際連合なる代物は間違いなく崩壊する。「乱世」がようやく顕在化しようとしているのである。
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ベイズ統計(推定)はAI・人工知能の研究内では推論、知識、言語の領域に位置付けられており、深層学習(ディープランニング)に取り入れられているのは皆様ご存じのとおり。
ベイズ統計を十数年研究(というか囓っている)ものの軍事にはド素人同然の筆者でさえAIを使わずしてここまで予測は出来るのだから、例えばスパコン『富岳』をもっと活用して更なる高精度の予測を出す事は可能な筈である。従って政治・経済・軍事に関わっている社会科学研究者のAIに対する意識変革が求められるのではないだろうか。
※ちなみに世界最速を誇る『富岳』は一般でも利用できる。詳しくは一般財団法人 高度情報科学技術研究機構のサイトをご参照願いたく。
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