先々週は約4年ぶりとなる香港・マカオ訪問で、ビジネスの都合もあり一週間滞在した。そのため例のコロナ禍による中共=香港政府のゼロコロナ政策と民主派潰しによって“閉ざされた都市空間”となってしまった香港がどこまでコロナ前の状態まで回復しているのかを知りたくて、あちこちを見て回った。
詳細は追々書くとして、何といっても香港は「食」の都である。高級料理から庶民の味、軽食、デザートに至るまで世界中の味が楽しめた都市が2020年からのコロナ禍と不景気の影響でどう変わってしまったのか。
下記は筆者が利用したことのあった店の閉店リストである。
- 『珍寶王國(ジャンボ・キングダム)』
水上レストランとして世界的に有名だった『珍寶王國』は2020年3月に経営難の為営業中止。昨年6月に香港を離れ曳航中に南シナ海で沈没。
- 『許留山』
1950年創業の有名スイーツ店。香港内に50以上の店舗を出していたが2021年11月末に全店閉店。
- 『鳳城酒家飲食集團』
広東料理の有名店だったが2022年2月に香港島上環の総本店を閉店。香港内3支店もそれ以前に閉店。
- 『蓮香樓』
香港島中環(セントラル)にあった、1918年開業のワゴン飲茶で有名な老舗飲茶楼。2022年8月に閉店。
こんな状況なので香港社会がどう変わったのか到着するまであれこれと考えていたのだが、空港のイミグレと荷物受け取りゲートから到着フロアに出てみると、そこには“いつもの香港”の光景があった。
(以下、筆者撮影)
何より麺とお粥の人気有名店『何洪記粥麺専家』(ホー・ホン・ゲイ)の空港店が健在だったのにはホッとした。
(右側の店舗)
今回の滞在は繁華街・香港島銅鑼灣(コーズウェイベイ)にある「富豪香港酒店(リーガル香港ホテル)」だったので、
(富豪香港酒店)
そこから歩いて数分の大型ショッピングモール「希慎廣場」(Hysan Place/ハイサンプレイス)内にある『何洪記粥麺専家』希慎店を訪れた。実に4年ぶりである。
ここは創業1946年の老舗粥麺専門店で、2010年以来14年連続で有名グルメガイド「ミシュラン」の1ッ星を獲得しており、世界で最も価格の安いミシュラン掲載店としても有名である。
この日注文したのは「下火皮蛋痩肉粥(ピータンと干し鶏肉のお粥)」。
味はコロナ禍前と同じ、相変わらず美味しい一椀だった。ちなみに麺類の一押しは各種の雲呑麺(ワンタン麵)でどれもハズレが無い。皆様にもお薦めである。
場所:香港島銅鑼灣(Causeway Bay)、「希慎廣場」(Hysan Place)12階
營業時間:11:30~23:00
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