14日午前、航空自衛隊小牧基地から在イスラエル邦人退避に備えるための航空自衛隊のKC767空中給油・輸送機がアフリカ東部ジブチに向け出発した。ところが同じ時刻には軍用機をイスラエルに派遣した韓国が自国民だけでなく日本人51人も収容し出発、同日夜にソウルに帰着した。
時事通信10月14日配信記事↓
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韓国輸送機に日本人51人 イスラエル退避で協力
(https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101400321&g=int )
【ソウル時事】韓国外務省と国防省は14日、パレスチナのイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘を受け、自国民を退避させるための軍輸送機を派遣したと発表した。
輸送機は既にイスラエルのテルアビブを出発し、日本人51人も搭乗しているという。14日夜にもソウル近郊の軍用空港に到着する見通し。(以下略)
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一方、我が国政府は自衛隊機ではなくチャーター便を手配し、
- 運賃3万円を徴収
- イスラエル → ドバイまで、そこから先は「ハイ、サヨナラ」
時事通信10月15日配信記事↓
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政府チャーター便、ドバイに到着 イスラエル退避の邦人8人搭乗
(https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101500008&g=pol )
イスラエルからの出国を希望した邦人8人を乗せた日本政府のチャーター便が現地時間14日夜(日本時間15日未明)、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに到着した。
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって以降、政府による邦人退避の支援は初めて。(以下略)
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イスラエルに対するハマスの無差別攻撃で既に戦時下にある筈だが、おそらく日本政府は「まだ緊張状態にあるだけで戦争状態ではない」というトロい判断なのだろう。
もしくは「この状態は平時か? 戦時か?」という議論が政府&官僚組織内で未だ続いていて素早い決断が出来ない・・・という日本の得意技が発動されているのだろうか。
アフガニスタンやウクライナの時もそうだったが日本の対応はいつも後手後手、自国民を保護するという国家としての基本的姿勢が欠落しているとしか思えない節がある。
だがしかし、これは「不磨の大典」たる日本国憲法的には正しいのかも知れない。憲法前文には、
「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」
とあるから、自国民の保護も他国にやってもらう・・・と。
そして国を守る=国民の生命財産を守るための大原則が未だに「専守防衛」なので、自国民保護のために自衛権を発動するには先ず自国民の犠牲が必要・・・という完成度の高いギャグを日本全体で堪能し続けているのが現状である。
ま、政府も政府だが国民も国民、これが「美しい国・日本」の特徴なのだろう。
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