賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

今月の詞「強弱は言うより聞けよ相場道」

 

このところ商品先物取引会社や投資信託業者から電話がかかって来ることが多くなった。外部環境の変化で株式市場や為替相場が不安定化すると必ず連絡が来るので慣れっこになったが。

 

彼らの用件は「FX始めませんか?」とか「金先物はどうですか?」「メキシコペソ儲かりますよ!」等というもの。しかし筆者の投資&賭博スタイルは「知らないもの、慣れていないものには手を出さない」というのが最優先条項なので、勧誘はすべて断っている。

 

ただ、感心することがひとつある。筆者の知っている営業マンは皆ベテランばかりなので、自らの用件を切り出す前に必ずこちらの相場観を聞き出そうとするのである。これは株式・商品・為替のジャンルを問わず理に適った姿勢と言える。

 

得てして投資を行っている大抵の人は、他人様から聞かれれば得意になって自己の考え・見立てを喋るものである。一種の評論家的な気分が味わえるし、自分の話を聞いてくれるのであれば人間誰しも悪い気はしない。

 

しかし江戸時代の『相場歌留多』に曰く、

「強弱は 言うより聞けよ 相場道 

     聞いて益あり 言うて得なし」

 

これは「賢者は聞き、愚者は語る」という紀元前のイスラエル王ソロモンの名言に通じるものがある。ウクライナパレスチナ、そして台湾海峡と世界情勢が不安定化している今こそ、上記の格言を嚙みしめたいものである。

 

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