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バカをやらかした長崎市の今後

 

長崎市の鈴木市長はイスラエルを平和祈念式典に招待しないことについて

(A)「(不招待の決定は)政治的な理由ではない」

と述べ、また

(B)「平穏かつ厳粛な雰囲気のもとで円滑に式典を実施したい。妨害によって影響を受けてはいけない」

とも言っている。

 

しかし、もし市長が本気で「政治的理由でない」と考えているとしたら、それは単なるバカである。

 

例年世界各国の代表を呼ぶという式典は十分に国際的なものであって、そこらの一自治体のお祭りイベントとは全く異なるもの。しかも「核」をテーマにした式典。これが国際政治に与える影響については十分に認識している筈だ。

 

それを言うに事欠いて「政治的理由でない」とは。

 

察するに市長の本音は(B)の「平穏に円滑に行事をこなしたい」という処ではないだろうか。たしかに昨年、今年と広島の平和祈念式典で中核派極左テログループやそのシンパの基地外パヨクらが暴れ回っているのを見れば、誰でも嫌気がさすのは当然である。

 

しかし公然とハマス側支持・イスラエル糾弾を唱えている中核派らが怖いから、ガザ地区での戦闘継続という理由でイスラエル不招待というのはつまり、国際社会に対して長崎市、或いは日本が「ハマス側に立つ」と表明した…と受け取られても仕方ない対応ではないか。

 

現在ロシアとベラルーシを不招待国としているが、どうせならイスラエルだけでなくロシア、ベラルーシも招待するべきだった。もし大使級が出席したら当事者の面前で、欠席したら“欠席裁判”よろしくネチネチ責めることが出来る絶好の機会だったのに。

 

要するに長崎市は「バカをやらかした」訳である。

 

そして来年以降の長崎市の平和祈念式典は運営の方向に関して苦労することになるだろう。

 

今までは漠然と式典への招待状を送付していたのだろうが、今後は国際社会に対して「招待する理由」と「招待しない理由」を明確に説明しなければならなくなるから。

 

バカをやらかした代償は高くつくものだ。

 

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