孫子に曰く「兵は拙速なるを聞くも,未だ巧久なるを睹(み)ざるなり」とは言うものの、昨日の高島屋の記者会見はいただけなかった。何事も早けりゃいいというものではない。
FNNプライムオンライン12月27日配信記事↓
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【速報】「原因の特定をするのは不可能」クリスマスケーキ崩れた問題で高島屋が会見し謝罪
(https://www.fnn.jp/articles/-/635916 )
老舗デパートの高島屋で注文したクリスマスケーキが、崩れた状態で購入者に届いた事について、高島屋は27日午前11時30分から、東京・日本橋の本社で記者会見した。
会見で高島屋側はケーキが崩れた原因についての調査結果を発表したが、「原因の特定をするのは不可能」ということだった。(太字は筆者による。以下略)
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記者会見するのであれば当然ある程度の経過説明と事故原因の可能性について言及するべきではないかと思うのだが、「原因の特定は不可能」と言ってしまう神経は理解できない。
「お客様ならびに多くの消費者にご心配をおかけしたこと、誠に申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます」と陳謝するのはいいとしても、これでは再発防止への取り組みも出来ない筈だから問題解決にはなっていない。
取り敢えず頭を下げておけばいいや・・・といった姿勢は企業不祥事の際にありがちな対応。時々見られる逆切れ対応や自己正当化対応、あるいは下請けに責任をなすりつける対応よりはマシかも知れないが、少なくともいくつかの原因の可能性について現段階で判る範囲のものを公表した方がよかったのではないだろうか。
それはそれとして、筆者的にはケーキというデリケートな食品をいくら冷凍とはいえネット通販で購入するのはリスクが高そうだと思ってしまうのだが…そんな考えは時代遅れであろうか?
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