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川勝静岡県知事が自爆辞職へ

 

執拗にリニア建設の妨害を続け、また数々の問題発言と問題行動を続けながらその都度居直っていた静岡県川勝平太知事が4月1日、県庁での新規採用職員への訓示の中で明らかな職業差別発言を行い、遂に辞意を表明した。

 

日本経済新聞4月2日配信記事

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静岡県川勝平太知事が辞意 入庁式で差別的発言

(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC02AYH0S4A400C2000000/?n_cid=BMSR2P001_202404021848 )

静岡県川勝平太知事は2日、6月の定例県議会をもって辞職する意向を明らかにした。1日の静岡県庁の入庁式での訓示で「県庁はシンクタンク。野菜を売ったり牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、皆さまは頭脳、知性の高い人たち」と発言し、職業差別と捉えられかねないとの批判を招いていた。(以下略)

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この川勝氏は元々学者で、2009年7月の静岡県知事選において民主党社会民主党国民新党の推薦を受け初当選し政治家となった。

 

氏が早稲田大学政治経済学部教授時代に上梓した一冊が、

『文明の海洋史観』(1997年、中公叢書)

当時すぐに一読した印象は、論考自体は試論の域を出ていないものの今西錦司梅棹忠夫の文明論とは違う視点からのアプローチが興味深かったと記憶している。

 

本来は左翼系と一線を画していた筈だったが、静岡県知事を4期もやっている内に後援会等の支持基盤の中に左派系人士・団体が入り込みおかしくなっていったようである。

 

度重なるリニアとJR東海への難癖が川勝氏のトレードマークと化してしまっている他、今迄の問題発言や行動はざっと以下の通り。

 

  • 自分の構想に異を唱える県議に対して「県議会にはヤクザ・ゴロツキがいる」
  • 御殿場市浜松市とを比較して「御殿場にはコシヒカリしかない」
  • 磐田市浜松市とを比較して「磐田は浜松よりも文化が高い」
  • 偏差値66の県立藤枝東高校(サッカーで有名)について「藤枝東の生徒はボールを蹴ることが勉強より何よりも重要」
  • 県議会の辞職勧告を受けて給与とボーナスの返上を表明したが、しっかり満額を受け取っていた。そして「給与返上すると言ったけど返上はしない」
  • 法政大学夜間部卒の菅義偉首相(当時)について「学問された人ではないですね。単位を取るために大学を出られたんだと思います」
  • 2021年の熱海市土石流災害で行政対応の再検証を渋る。
  • 2年前の台風水害時に「静岡市長と仲が悪い」という理由で自衛隊災害派遣要請を3日遅らせた。
  • 能登半島地震への対応を協議する1月4日の中部9県1市首長テレビ会議を欠席し賀詞交歓会に出席。

 

そしてこの度の新規採用件職員に対する訓示における、

「~毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいは物を作ったりとかということと違ってですね、基本的にその皆様方は、頭脳、知性の高い方たちです。~」

 

絶句ものの職業差別発言が平然と口から出るということは、政治家であろうが学者であろうが関係なくご本人の本質が露呈したという事なのだろう。

 

こんな御仁が選ばれてしまう県知事選挙とは一体何だったのか・・・。

 

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