賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

ロシア格付け、前代未聞の「SD」に

 

当ブログの先月3月6日エントリー、

< デフォルト必至のロシア国債

(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2022/03/06/232239 )

 

ここでジャンク債化したロシアの長期外貨建て債格付けについて、

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前代未聞の「CC」か「SD」という格付けが我々の前に出現する可能性は高い。

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と予想したところ、遂にS&Pがロシア格付けを「SD」に引き下げた!

 

時事通信4月9日配信記事↓

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ロシア外債「一部デフォルト」 格付けすべて撤回 米S&P

(https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040900360&g=int )

【ニューヨーク時事】米格付け大手S&Pグローバル・レーティングは8日、ロシアの外貨建て国債の発行体格付けについて、一部デフォルト(債務不履行)を意味する「SD(選択的デフォルト)」に引き下げた。(以下略)

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現実問題として今迄はアルゼンチンやエチオピアの「CCC」ランクが最低レベルで、それ以下の「CC」「SD」というのは話のネタ扱いだった筈だが、まさか本当に出現するとは。

 

先週ドル建て国債の元利払いをルーブル払いで押し通す措置を取るなど形振り構わぬ対応で凌いでいるようだが、今後は国際金融市場から締め出される。これでロシアは死んだも同然となった。

 

細々と生き続ける可能性としては、中国の前に膝を屈して「人民元経済圏」の中に入れてもらい、ルーブル延命を図るという策もある。しかし資金調達の相手国が「中国」とかアフリカや中近東諸国、そしてまさかの「北朝鮮」とか・・・これはもう末期症状以外の何ものでもない。

 

それでもプーチンは5月9日のロシア対独戦勝記念日に、身勝手な「勝利宣言」なるものをぶち上げるだろう。独裁者に付ける薬無し。

 

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露烏戦争予測:なぜ高確率になったか

 

以前のエントリーで引き合いに出した御仁のように、ロシアのウクライナ侵攻を「無い」と読み間違えた専門家・学者は数多いる。

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ロシアのウクライナ侵攻はあり得ない、これだけの理由

ウクライナの悲劇と茶番劇

2022.1.26(水)杉浦 敏広

(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/68584 )

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そんな人たちは今、茫然自失となっているらしい。例えば下の慶應の先生のように、ご愁傷様としか言いようがない方も。

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研究は戦争を止められないのか|メディアセンター所長/総合政策学部教授 廣瀬 陽子

(https://www.sfc.keio.ac.jp/deans_diary/016182.html )

2月24日、目覚めると世界が変わっていた。ロシアがウクライナに侵攻し、全く大義のない戦争が始まったのだ。そして、その日、私は重要な研究対象の一つを失い、これまでの研究人生で構築してきたセオリーは水泡と化した。(以下略)

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賭人の筆者なんぞと違って、皆さん各々の分野では立派な先生方ではある。その論拠も納得できるものが多く、見識の高さには恐れ入る人士ばかりである。しかし肝心の予測が外れまくりでは、「何だかなぁ・・・」と思わざるを得ない。

 

おそらく論を組み立てるに当たって何らかの自動バイアスが入るのであろう。だがこれらの論客の多くは研究成果とそれに伴う言論が、社会的地位と生計に直結している。従って自動バイアスが入り込む、もしくは最初から介在しているのもやむを得ない。それは一種のヒューマンエラーと言えないこともないのである。

 

それに反して、単なる還暦迎えたおっさんの筆者は気楽なもので、高名な先生方の向こうを張る気はさらさら無い。しかし世の中の常識とズレているからこそ、妙なバイアスがかからない。

 

先日も某氏から「何故、ロシアの侵攻10日前に侵攻可能性80%という高確率の予測が出来たのか?」と尋ねられたが、前から述べているとおり筆者はベイズ統計の信奉者(ベイジアン)なので、その手法を使って淡々と結果を書いているに過ぎないのである。

 

(ご参考)2月14日エントリー、

<露烏情勢と有事の金(ゴールド)上昇!>

(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2022/02/14/133657 )

 ↓

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ちなみにベイズ統計など賭博の確率論を応用した筆者の予測では14日時点で、

 

  • ロシアがウクライナに侵攻する可能性は80%。
  • また米軍およびNATOが直接介入する可能性は10%。
  • ロシアの侵攻&制圧範囲は、

  首都キエフ:90%

  ドニエプル川東岸全域;70%

  ハリコフ州以南のドニエプル川東岸全域;90%

  オデッサ含む黒海沿岸:60%

  ウクライナ全域:20%

 

 同理事会で非難決議が採択される可能性:10%

 

UNの常任理事国、中でも「拒否権」を持っているロシア&中国が行うであろう「武力による現状打破」すなわち侵略行為に対しては、UNなんぞ無意味の存在である。但し両国ともUN脱退はせず、プロパガンダのため最大限に利用し尽くすだろう。

 

遅かれ早かれ国際連合なる代物は間違いなく崩壊する。「乱世」がようやく顕在化しようとしているのである。

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ベイズ統計(推定)はAI・人工知能の研究内では推論、知識、言語の領域に位置付けられており、深層学習(ディープランニング)に取り入れられているのは皆様ご存じのとおり。

 

ベイズ統計を十数年研究(というか囓っている)ものの軍事にはド素人同然の筆者でさえAIを使わずしてここまで予測は出来るのだから、例えばスパコン『富岳』をもっと活用して更なる高精度の予測を出す事は可能な筈である。従って政治・経済・軍事に関わっている社会科学研究者のAIに対する意識変革が求められるのではないだろうか。

 

※ちなみに世界最速を誇る『富岳』は一般でも利用できる。詳しくは一般財団法人 高度情報科学技術研究機構のサイトをご参照願いたく。

 

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Fビースト~公開、大阪の面白い宣伝

 

映画ハリー・ポッターシリーズのスピンオフ作品である、

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(原題: Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore)

が8日に日本公開される。

 

本作は4年前に公開された『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の続編で、原作はもちろんJ・K・ローリング。そして「ダンブルドア」とは、ハリー・ポッターが在学している「ホグワーツ魔法魔術学校」の校長である。

 

月曜に所用で大阪に行った際、地下鉄御堂筋線の梅田駅ホームで本作の面白い…と言うか関西独特の宣伝パネルを見て笑ってしまった。

 

f:id:tafu1008:20220408033324j:plain

 

さすが大阪、キャッチコピーが秀逸だ。

 

ところで、本作の時代設定は第二次世界大戦前夜という設定になっている。ロシアのウクライナ侵略から下手をすれば第三次世界大戦に突入するかも知れないという今の時勢下で本作が公開されるとは、何とも複雑なものを感じる。

 

もっとも作品自体はファンの評判も高いそうなので、現実世界のことは一時忘れて楽しめるに違いない。知らんけど。

 

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義侠富豪:イーロン・マスク氏

 

5日発表された米経済誌『フォーブス』による「世界長者番付」で、米テスラCEOのイーロン・マスク氏が初めてランキング1位になった。

 

Forbes JAPAN4月5日配信記事↓

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世界長者番付、イーロン・マスクが初の首位 推定資産27兆円

(https://forbesjapan.com/articles/detail/46778 )

フォーブスは4月5日、最新の「世界長者番付」を発表した。今年で36回目の公表となるランキングで1位となったのは、米電気自動車(EV)テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)だった。(以下略)

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推定総資産が「27兆円」とは豪気なものである。だが羨んでばかりでは面白くない。いつぞや陳さんのところで「兆」を目指す件についてコメントがあったように、「億」程度で満足するのではなく「兆」への挑戦こそが生きる証ではなかろうか。

 

もうひとつ特筆すべきは、政治的な旗幟を鮮明にする経済人がそう多くはない中で氏は「打倒プーチン」を公言して憚らないことである。

 

氏は人工衛星システムを利用し宇宙から電波を送るインターネットサービス「スターリンク」をウクライナに無償提供している。ウクライナ軍の善戦敢闘は「スターリンク」によって支えられていると言っても過言ではない。

 

氏のような義侠心を持った「義侠富豪」が世界的規模で数多く現れることを願うのみである。

 

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ロシア擁護「人でなし」とは何か

 

ロシア軍によるウクライナ民間人虐殺が暴かれ始めている。流石に地上波TVでは凄惨極まりない映像は流れていないものの、SNS上では地獄絵図そのものの無残な遺体写真や動画が上がっている。

 

ロシアがどう言い繕おうが、これは間違いなくロシア軍による虐殺である。それも末端の兵士個人の暴走ではなく軍組織の所業、その最高司令官はプーチンであるから彼の指示によるものであろう。

 

一言で言えば、まさに「人でなし」の所業だ。

 

プーチンとロシア軍は勿論、そのロシアを支援しウイグルや香港を弾圧している習近平中共も同類の「人でなし」。

 

そして、この期に及んでもまだロシアを擁護したりウクライナを揶揄する言動を繰り返している維新一派など有名人だけでなくSNS上の無名連中もまた「人でなし」だ。

 

この「人でなし」という語彙を調べてみると、『Wikipedia』にはこうある。

 ↓

  • 人間の心を持っていない冷酷な人に対する蔑称。

 

更には、こうある。

 

  • 江戸時代の賎民身分の呼称である非人の別名。

 

なるほど、あの一派のロシア擁護は歴史に裏打ちされたものだったか。

 

またロシア軍は撤退するにあたり、虐殺したウクライナ民間人の遺体にブービートラップを仕掛けるという極悪非道な行為を行っている。更にろくでもない対人地雷をばら撒いている由。

 

国際社会は停戦協定の条件として、ロシアが撒いたブービートラップや対人地雷について「撒いた国が責任をもって回収すること」という一条を絶対に入れるべきだ。

 

そして我が国もウクライナ人道支援のために、維新一派や幸福ご一統、ロシア擁護のマスコミ関係者、ウクライナを揶揄するSNS上の無名連中をかき集めて送り込み、地雷処理させよう。それが「人でなし」に相応しい仕事だ。

 

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今月の唄:石原裕次郎「豪傑節」

 

街を歩いていると妙にスーツ姿の若い人が多いなと感じたのだが、それもそのはず、一昨日の4月1日は何処も入社式に臨むフレッシュパーソンで溢れていたか。

 

FNNプライムオンライン4月1配信記事

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各地で“全員参加”の入社式 “オンライン開催”から3年ぶり

ビジネス

(https://www.fnn.jp/articles/-/340826 )

4月1日から新たな年度に入り、多くの企業で入社式が行われている。

新型コロナウイルスの感染拡大で、これまでオンラインなどでの実施が続いていたが、2022年は、全員が一堂に会しての開催が相次いでいる。(以下略)

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最近は「親ガチャ」がどうの、「反出生主義」がこうのと自らの存在を否定する阿保が増えている。そんなに嫌ならばガイアナ人民寺院に倣って「人間リセット」でもすればいいのに。もしくは戦前の「死のう団」事件のように公衆の面前で「死のう」と叫びながら腹切るとか。

 

しかし筆者が思うに、それらの根底にあるのは自らの現状に対する不平不満と他者への嫉妬心ではないか。とどのつまり“嫉妬の哲学”こと共産主義の本質と何ら変わりは無い。

 

近年は地球人口が爆発的に増えた結果「SDGs」が必要とされ、その流れの中で脱炭素社会がブームだから、地球環境問題改善のためにも人間が減るのは悪いことではない。しかし不条理にも見える社会の中で「生きてゆく」と覚悟を決めたならば、よりよい未来を目指して進むしかあるまい。

 

そこで今月の唄は、「豪傑節」

 

これは昭和35年の日活映画で石原裕次郎主演『天下を取る』の挿入歌。二流大学卒ながら入社早々「天下取り」を宣言した快男児を描いた、源氏鶏太のサラリーマン小説『天下を取る』が原作である。

 

豪傑節

作詞:藤田まさと /作曲:野崎真一

唄 :石原裕次郎

(ご参考TouTube)

(https://www.youtube.com/watch?v=YTBMpIX8ge4 )

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♪ 急くな騒ぐな 天下の事は

 しばし美人の 膝枕

 しゃかほい しゃかほい

 

 どうせ浮世は ビールのあぶく

 天下取る気で ぐっと吞め

 しゃかほい しゃかほい

 

 社長専務と 威張っていても

 銭が無くなりゃ 只の人

 しゃかほい しゃかほい

 

 右手(めて)に盃 左手(ゆんて)に女

 やがてこの手で 天下取る

 しゃかほい しゃかほい

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曲自体は西南の役を唄った『田原坂』(豪傑節)をアレンジしたもの。

 

どんな世界で生きようと「天下取り」、つまり属する企業・団体組織や各業界、各分野でトップを目指そうという心意気を秘めた人と成り行きで生きている人とでは、長い人生の終盤には明らかな差異が現出するものである。

 

社会人としてのスタートを切る若い人たちに、この歌を贈りたい。

 

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親露派の執拗なロシア擁護に裏が

 

数年前、福岡市内に登記住所を置く某社について調べたことがあった。代表取締役がロシア人、事業内容は貿易ほか各種の事業、就中北海道と樺太(サハリン)間の連絡トンネル建設の推進とインフラ整備。

 

途中で止めた理由は、内容がハード過ぎて当時は一サラリーマンに過ぎなかった筆者の手に余ったためと、状況証拠的には北の某鈴木親子に繋がっているとしか思えない節があったためである。

 

北の某鈴木には昔、沖縄の「国立劇場おきなわ」建築工事に関連して嫌な目に遭ったことがあり、極力関わりたくなかった(当時の鈴木一派は北に南にと利権行脚、連中に蹴飛ばされて涙目の業者は数知れず)。

 

閑話休題、ロシアのウクライナ侵略以来何故か日本にロシアの代弁者が多数存在しているのが明らかになっている。彼ら曰く、

 

ウクライナが戦争の原因を作った」

「ロシアの言い分も聞くべきだ」

ウクライナ側の情報操作に騙されてはならない」

そして

「民間人の被害を止めるためにも早くウクライナは降伏しろ」

 

こんな主張をマスメディアで叫び続けているムネオ、橋ゲ、T伊藤、タマ川、サッカー本田らの執拗さには呆れるばかりだが、ここまでプーチンの代弁者として振る舞うには何か理由がある筈だ。

 

すなわち、何らかの利権のため。

 

所謂“親中派”と呼ばれる人々を見ていると、心底「中国は素晴らしい」という理念のみで動いている者は皆無と言ってよい。政治家であれば本人のみならず後援者や後援会企業の利権、財界人ならば企業利益、みんな何かしらの利得で動いている。

 

その伝でゆけば“親露派”人士にも同様のものがあっても不思議ではない。例えば維新の出自の系譜には某特定圧力団体の親ソ派が存在している事は、知ってる人は知っている。また自民党にも古くは旧ソ連のエージェント系列、そして北方領土利権やサハリン利権に噛んでいる系列が存在しているのは周知の事実である。

 

北方領土およびサハリンの事業に噛んでいるロシア企業は大抵、プーチン&メドベージェフ人脈に連なっている。日本側で噛んでいる連中にとってプーチンは「差配主」も同然、そこで執拗に親ロシアへと世論誘導を図っているのではなかろうか。

 

簡単に表現すれば、

プーチン「やれ」

ムネオ&橋ゲ「ハラショー」

 

ついでに

習近平「やれ」

茂木「シェイシェイ」

 

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