賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

なぜ女子高生のスカートが短くなったのか?

 
過日の某懇親会にて、佐賀県の県立高校の元校長先生と親しくお話しする機会があった。教育事情や最近の生徒の学力問題など意見交換のあと、かねてから疑問に思っていた事を質問してみた。
 
「どうして最近の女子高生のスカートは短くなったのでしょうか?学校側や父兄はどう考えているのでしょうか?」
 
元校長先生曰く、
 
「おそらく学校側も父兄も、それ(ミニスカ)に疑問を抱かないよう、思考が麻痺させられてしまったのでしょう」
 
なるほど、娘の通う高校のスカートが短すぎると苦情を申し入れた父兄がいたという報道をとんと聞いたことが無い。それに生徒が勝手にミニスカ制服にしても、学校側が強要したのでは無ければ「セクハラ」には該当しない。つまり学校の責任は問われない。もしかしたら内心では「眼福!」と喜んでいる教諭もいるかも知れないし。
 
生徒、父兄、学校側がミニスカ制服に対して「思考を麻痺させられた」最大の原因は、テレビなどの映像媒体内に氾濫しているアイドル歌手、タレントたちの衣装に対して、それが“日常的なもの”と錯覚している(させられている)からであろう。芸能界と一般市民社会との境界線が不明になっているのも、それに拍車をかけている。
 
つまり「公私の別」や「自由と秩序とのバランス」が、崩壊しかかっているのである。“そんな大そうな事か?”と言うなかれ。こういった感覚が麻痺してくると、やがて「非嫡出子の相続平等要求」や「性別変更“父”と、第三者精子を使って生まれた子供とを養子でなく“親子”(嫡出子)とする判決」、「夫婦別姓」、「同性婚の容認」、「戸籍制度の廃止」、「外国人への参政権付与」などに対しても、何とも思わなくなってゆく。
 
上記の施策を現実のものとしたい勢力にとって、ミニスカ制服女子高生の氾濫は、「国民の思考を麻痺させる」ために必要な筈である。だから日教組らはこの件に関して何もコメントしないのであろう。
 
それから例えば、駅の階段やエスカレーターで真上にミニスカの女子高生がいると厄介である。じっと眺めていると“セクハラ”、“変態”の烙印を押されかねないが、露出しまくっている女子高生の責任は問われない。考えてみればおかしな話である。
 
イメージ 2
(アダルトサイトを検索したら、こんなのが。どうせ盗撮だろうが、著作権はあるのか?)
 
スカイマークがミニスカートをCAに着用させようとして物議をかもしている。これもCA側だけの理屈でセクハラだ何だと言っているが、その前提にあるのはもしかしたら「どうせ男性客にはロクな奴がいない」という決めつけではないだろうか。
 
毎日新聞317日記事↓
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スカイマーク新制服>労組が要請書「業務に支障」「危険」
 航空会社スカイマーク(東京都大田区)が新型機就航に合わせ客室乗務員(CA)に着用させる新しい制服が物議を醸している。膝上約15センチのミニスカート。雑誌などに取り上げられ注目を集める一方、航空会社12社のCAでつくる労働組合は「保安業務への支障やセクシュアルハラスメントの観点から問題がある」として国に指導を求めている。
 スカイマークによると、問題の制服はスカイブルーのワンピース。5月末からエアバスA330を導入するのに合わせ、同機に搭乗するCAが3路線でそれぞれ半年間着用する。キャンペーン期間だけの制服で、終了後は通常のポロシャツ姿の制服に戻すという。
 これに対し、CA約1000人でつくる「客室乗務員連絡会」は▽しゃがむと人目を気にするため作業しづらい▽緊急時にシューターで降りる際、肌の露出が多く負傷しやすい▽女性を商品として扱うデザインで、性的嫌がらせを誘発し機内の秩序を乱す恐れもある--と指摘。国土交通省厚生労働省に2月下旬、ミニスカートの制服をやめさせるよう指導を求める要請書を提出した。(以下略)
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ミニスカCAを発案したのは、ここの社長だと聞いた。普通ならそんな事は考えもしないから、おそらくその社長も思考を麻痺させられている一人であろう。哀れなものだ。
 
以前、女性の露出度アップと景気上昇に関してエントリーを書いたが、それは大人の話。女子高生というのは子供と大人の中間に位置する存在なのだから、ここは父兄と学校側が「公私の別」や「自由と秩序とのバランス」をきちんと教えなければならない。思考麻痺している場合ではないのである。
 
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