賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

和製英語「マイナンバー」の無定見

 
来年1月から運用が始まるマイナンバー制度。それに先立ち、昨日(10/5)よりマイナンバー法が施行ということで、マイナンバー通知カードの配布が始まった。
 
どう考えても和製英語に過ぎない「マイナンバー」という名称、もっとマシなものは無かったのだろうか?
 
この対象は「住民票の登録がある人すべて」なので、日本人だけでなく例の“特別永住者”や日本在留で登録している外国人も通知対象となっている。おそらく今後、役所や関係企業で外国人相手にこんな珍妙なやりとりが発生するだろう。
 
Q. My number, Please  ?
.???・・・
 
他人から「私のナンバーは?」と聞かれたら、そうなるだろう。
 
政府はどう英訳しているかと云うと、内閣官房ホームページのマイナンバー制度説明画面の英語版にこうある。
 
"The Social Security and Tax Number System"
 
つまり「社会保障と税の番号制度」ということ。
 
ならば「SSTナンバー」とかでもよかった筈だが、公募で「マイナンバー」というのが多かった・・・というのが政府側説明なので、つまらん和製英語の氾濫の責任は国民側にもあるということになる。
 
国際化だ、英語は小学校から必修だ云々と、国も民間も囃し立てている現代に、いきなり特大スケールの和製英語マイナンバー」が普及するというのだから、日本人の無定見ぶりが恥ずかしくなってしまう。
 
国が音頭を取ってこんなのを普及させるのなら、小学校低学年からの英語必修とかは全くナンセンスである。下村文科相の辞任と同時に、小学校からの英語教育必修化なんぞ中止すべきである。
 
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