俗に「桜伐る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿」と云う。桜は幹や枝を剪定するとその部分から腐ったりして衰弱するが、梅は放置するよりも余計な枝を剪定した方が良いという例えである。
(先週、筆者撮影)
市によれば電柱への接触のほか、向かいの戸建分譲住宅の住人等から「桜が散った後の道路が汚い」云々の苦情があった由。ところがその戸建分譲住宅7棟は昨年取り壊されてしまい、苦情元はいなくなった。そして別のデベロッパーが新しい戸建分譲住宅を計画しているらしい。
川崎市は福田市長の下、ヘイトスピーチ(憎悪表現)を事前規制する全国初のガイドラインを策定した。人権尊重、共生社会を目指し市民(正確には特定アジア系市民)が住みやすい街づくりを標榜しているようだが、他方環境に配慮する「無電柱化」を推進する以前に「桜伐る馬鹿~」を地で行って平気な自治体なのだろう。
その「無電柱化」については昨年11月10日エントリーで触れたが、
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マイナー感拭えぬ「無電柱化の日」
(https://blogs.yahoo.co.jp/hkg_fan/15947364.html)
例の「無電柱化の推進に関する法律(無電柱化法)」に基づいて、国土交通省が先週6日、今年度から3年間を計画期間とする「無電柱化推進計画」を策定した。
日刊建設工業新聞4月9日号記事↓
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国交省 無電柱化推進計画策定 20年度までに1400キロ分実現へ
国土交通省は6日、道路上にある電線類の地中化の普及に向けた「無電柱化推進計画」を策定した。計画対象期間は18~20年度の3カ年。計画期間中に都市部を通る災害時の緊急輸送道路を中心に、総延長約1400キロ分の無電柱化を実現する目標を設定した。目標達成を後押しするのに有効な既設電柱の占用制限、低コスト埋設工法の普及なども図る。(以下略)
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「無電柱化」の整備メリットは以下の通り。
1 防災に寄与
2 安全で快適な車道と歩行者空間の確保
3 景観の向上
4 将来の空中利用のため
従って無電柱化のメリット、デメリットを広く国民に開示し、必要となるコストの試算並びに国民負担額の明示、更には新工法開発の後押しをしてゆく事が必要ではないだろうか。
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