前のエントリーでご紹介した東京ビッグサイトでのイベント「NexTech Week 2023【春】」を構成する4つの展示会を10日、11日の2日間で見て回った。
※「NexTech Week 2023【春】」
(https://www.nextech-week.jp/spring/ja-jp.html )
開催日時:10日(水)~12日(金)、10時-17時。
【構成展示会】
・第7回 AI・人工知能 EXPO【春】
・第4回 ブロックチェーン EXPO【春】
・第3回 量子コンピューティング EXPO【春】
・第2回 デジタル人材育成支援 EXPO【春】
これら4展示会と同時に開催されたカンファレンスは大変充実しており、筆者も計4つの講演を聴講し相当の示唆を得た。毎度のことだが著作権等の問題があるのでここに内容詳細を記せないのは残念である。
そして各展示会の出展企業・団体とその出展内容については、案の定「玉石混交」としか言いようのないものであった。まず展示会別にS・A・B・Cと“難易度”評価をしてみる。
(S):プロ(専門家)向け
(A):プロおよび相当量の知識を有する人向け
(B):プロ~関心を有する一般人向け
(C):主なターゲットが一般~ド素人
もっとも(S)に該当する展示会は滅多にないので、今回は無し。
(A)判定は「量子コンピューティング EXPO」
(B)判定は「AI・人工知能 EXPO」と「ブロックチェーン EXPO」
(C)判定は「デジタル人材育成支援 EXPO」
まず「量子コンピューティング EXPO」は量子コンピューティングの基礎的概念を把握していないとチンプンカンプン、各ブースの説明員が丁寧に解説してくれるとしてもド素人では理解不能となるだろう。参観者側の努力が必要な展示会である。
「AI・人工知能 EXPO」と「ブロックチェーン EXPO」は参観者側に日経新聞並みの知識があれば十分理解可能な展示会である。但し例の「ChatGPT」やら「Web3」やらの名称がやたらと製品・技術名や製品解説の中に出ているものの、中味は大したものではない出展が結構あるので注意が必要だ。
そして最後に「デジタル人材育成支援 EXPO」、これはAIやDXの名前は知っていても中身を理解していない経営層・中間管理職が「役に立ちそう」と思ってしまうような出展が半分以上の展示会だった。
例えば「DX…何だかよく分からないけど業界の流れに取り残されては困る…」とか「ChatGPT…便利そうだから取り敢えず社内導入させなきゃ…」とかの理解力しか無いような人にとっては、「こりゃ凄い!」と感じる内容。
まぁ、それはそれで存在価値がある事は承知の上で参観すれば、有意義な展示会見学となるだろう。
(以上はあくまでも筆者個人の感想です。)
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