台湾は「中華民国」が実効支配している島であり、「中華人民共和国」が台湾を領有していたことは一度も無い。
しかし臆面もなく「台湾は中国の不可分の領土」などという世迷言を何十年も垂れ流し続けている中国=中共の馬鹿さ加減には、只々呆れるしかない。
それでも(日本を含む)国際社会は既に独立した存在である台湾を堂々と「独立国家」と公称せず“暗黙の了解”の如き曖昧な姿勢をとってきた。ところが先月30日、イギリスが公文書に「台湾は独立国家」と明記したのである。
日本経済新聞8月30日配信記事↓
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英議会報告書、「台湾は独立国家」と明記 中国は反発
(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR30B200Q3A830C2000000/ )
【ロンドン=江渕智弘、北京=田島如生】英議会下院の外交委員会は30日に公表したインド太平洋戦略に関する報告書で、台湾を「独立国家」と表現した。(以下略)
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中共はこれに反発しているが、イギリスは「台湾は独立国家」という当たり前のことを書いたに過ぎない。しかしこれは“快挙”とも言うべき一件で、今まで国際社会が如何に中共に阿って来たかという反証ともいえる。
また中共の主張では自らの台湾領有の根拠を「カイロ会談」に求めているが、いわゆる“カイロ宣言(Cairo Conference)”なるものは、プレスリリース程度のもので、英米両国には公文書として存在しておらず、当然中共も中華民国側も無理を承知で主張しているのである。
我が国は1951年9月8日署名のサンフランシスコ講和条約によって台湾の領有権を放棄した。しかし放棄はしたが、台湾を中華民国(および中華人民共和国)が領有することを承認した訳ではない。
※第二章 第二条
(b) 日本国は、台湾及び澎湖諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。
国際法的には台湾は、同条約で我が国が放棄した南樺太、得撫(うるっぷ)島以北の北千島列島と同様に[帰属不明]の地域である。。
そもそも、台湾は第二次世界大戦終結時に米軍が中華民国に指示して国民党軍(中国共産党軍ではない)が接収、日本軍を武装解除した後に中華民国が実効支配を続けているだけの話である。
この辺りの話は長くなるので別途述べたい。
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