コロナ禍からの経済回復過程にあるマカオ。観光・ビジネスの来訪客が増加に伴って不法活動も増加し、マカオ治安警察が犯罪摘発の“雷霆2023”作戦を先月より展開している。
(マカオ市内北部での治安警察官、以下筆者撮影)
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治安警雷霆行動截獲卅三人 檢十車違例
(http://www.modaily.cn/amucsite/web/index.html#/detail/9877682 )
【澳門日報消息】在警察總局統籌下,治安警察局於昨(30)日持續開展“雷霆2023”行動,以維護本澳社區良好治安環境。
(中略)
於8月30日至31日的行動中,合共截查301人(222男79女),當中33人(23男10女)涉及違法違規行為(21名男子及8名女子涉嫌非法兌換金錢、1名女子涉嫌從事賣淫活動、1名男子及1名女子涉嫌從事不法借貸,以及1名男子涉嫌從事兜售活動),有關人士已被送交相關部門作跟進。(以下略)
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期間中の警察による調査対象となったのが301人、その内33人が摘発された由。
内訳は記事にあるように
- 非法兌換金錢:違法両替行為
- 賣淫活動:街娼の売春行為
- 不法借貸:所謂「闇金」
- 兜售活動:違法販売
時々摘発されている「私営賭博」が無いが、おそらく今回は「非法兌換金錢」カテゴリーとして扱われている筈である。
カジノ公認都市マカオにて私営賭博という割に合いそうにない犯罪行為が減らないのは、表沙汰に出来ないカネのやりとりが必要な者が存在するためと、公認カジノから出禁を食らった問題ギャンブラーが賭博を続けているため。
主に中国本土人が多く、彼らは中国公安当局よりもマカオ治安警察当局の方が御しやすいと考えている(つまり、舐めている)らしい。そのため中国本土内で闇カジノを開帳せずわざわざマカオくんだりまで出張って来る者もいる(関係者談)。これは街娼や安ホテル(~中級ホテル)を根城にしている売春婦も同様である。
以前のエントリー(2017年7月5日)でも触れたように、
< マカオでも「ザパニーズ」出没だが >
(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/15739230 )
マカオの売春婦の9割以上は中国本土からの出稼ぎ。
(先日、このホテルのカジノ内で街娼に声を掛けられた)
20年近く前だが筆者の知人(香港人)の知り合い(同じく香港人で多少、日本語がわかる人)がマカオのデリヘルに「日本妹(日本人の娘)」をオーダーしたところ、来たのは日本語が全く分からない中国本土から来た女で警察云々と言っても屁のカッパ、揉めに揉めたという一件があった。
また25年も前だが筆者も似たような経験がある。マカオ中心部の某ホテル内で街娼(たしかモー娘M・Gにそっくりだった)を買ったら友達が来るからと3Pを持ちかけられた。2人分の金を前払いで先の女としていたが2人目がやって来ない。「話が違うじゃないか、金返せ」と詰め寄ると、「仕方ないじゃない、返金できない」と舐めたことを言う。
そこで「マカオの治安警察に知らせるぞ」と脅したのだが、「マカオ警察なんか怖くないよ」と平気な顔。完全に頭にきたので「それじゃぁ広州の公安警察にお前の存在を教える」と実際の当局者(これは本当)の名刺を見せて携帯を出したところ、やっと女がビビッて金を取り戻せたという一件もあった。
いずれもマカオ治安警察が如何に舐められているかという傍証。今回の“雷霆2023”作戦では“立ちんぼ”の街娼1人のみの摘発で、ホテル内の街娼にまで手が届かなかったか、もしくは逃げられたかのどちらか。
マカオのやくざ組織が管理しているのは「夜総会(ナイトクラブ、キャバクラ)」系とデリヘル系が主流だった筈だが、もしかしたら最近は街娼も組織化したのかも知れない。だとしたら手入れ情報の伝達は早い。マカオ治安警察の奮起を期待したいものである。
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