賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

マカオでも「ザパニーズ」出没だが

 
近ごろマカオ関係のエントリーが無い、という指摘があって(そんなこと言われても、何を書くかは私の勝手なのだが)、たまには書くことにした。
 
ここ数年、香港旅行のついでにマカオ澳門)に立ち寄るパターンから、一泊以上の滞在型を選択する日本人観光客が増えている。マカオの魅力が評価されているのが嬉しいが、訪澳客は何を求めているのだろうか。
 
それを判りやすく箇条書きで紹介していたのが、JTBの旅行ガイドブックるるぶ香港・マカオの数年前の号で、下記のマカオでできること」が書かれていた。
 
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1.世界遺産を見る
2.カジノで遊ぶ
3.マカオポルトガル料理を味わう
4.マカオのスイーツを満喫する
5.ホテル・スティを楽しむ
6.マカオ・タワーでスカイウォークする
 
どれも皆もっともな目的だが、当ブログにてお勧めするからには、この程度の目的だけでは物足りない。そこでもう一捻りしてみよう。
 
7.貴重な世界遺産と、風俗店・売春婦が共存しているという、世界的にも珍しい光景を見ることができる
 
中国は一般人の売買春に対して厳罰を科している。死刑判決も頻繁に出ており、それが日本人の場合には悪質なら強制送還。後日再入国できる保証はない。
 
また売春婦側は追加余罪があれば最悪で公開銃殺刑。毎年、数十人単位で処刑されている。マカオに大陸側から来た売春婦が多いのは、マカオ警察に逮捕されても厳罰を科せられないためである。そのためか中国各省の女の子がマカオに稼ぎに来ている。
 
なかでもホテル・リスボアのカジノ廻りを徘徊する売春婦の群れ(別名:回遊魚)は結構有名で、夜になると波状攻撃的に声を掛けてくる彼女たちを冷やかした経験のある方も多いのではないだろうか。
 
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(ホテル・リスボア)
 
一般の中国本土人は香港・マカオどころか、その手前の深圳、珠海経済特区にさえ入境制限がある。マカオに稼ぎにやってきた連中はそれなりのコネがあるか、ブローカーに相応の金を積んでいるか、しているようだ。
 
彼女たちが根城にしているのが、ガイドブックにも出ていないような安宿。多少、余裕のある連中はリスボアホテルのスタンダードツインをルームシェアよろしく、23人で長期間借りたりしている。
 
一晩で23人の客をとっているようで、実に仕事熱心である。たまに客を取れなかったらしい子が深夜リスボアの回廊をうろうろしていたりしている。交渉次第では格安料金を出してくるから、狙い目かも知れない(但し、後でモメても弊ブログは一切関知しませんが)。
 
その他に日本のホテトルやデリヘルと同じシステムもあり、さらに風俗店から“お持ち帰り”も出来る。要はすべて金次第なのだ。
 
 
イメージ 3
マカオで配られている風俗チラシ)
 
例えば「日本妹」という表記は、「日本人の女の子」という意味。
 
しかしよく考えてみれば、普通の日本人風俗嬢が大挙してわざわざマカオまで出稼ぎに行くだろうか? 「仏國妹」はフランス娘だが、西欧の女の子がマカオくんだりで稼いでいるとは到底思えないのである。
 
「日本妹」という表記のカラクリは、華人系の子の中でも比較的上質の子を売り出すために「日本人」と称しているのである。これは香港などでも同様で、メイド・イン・ジャパンの評価が高いためだろう。
 
つまり、「成りすまし → ザパニーズ」。
 
先月、東南アジア各地の世界遺産で「アイ・アム・ジャパニーズ!」と称して迷惑行為を繰り返す韓国人が報じられていたが、それは日本の評判を貶めようという意図での行為。しかしマカオの風俗は「日本=上質」という高評価が根底にあるようだから、大目に見てやるべきだろう。
 
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※月刊サイゾー 2017.06.14
東南アジアで世界遺産に迷惑行為を繰り返す「アイ・アム・ジャパニーズ!」男を直撃! すると、流暢な韓国語を……
 東南アジア各地の観光地で、世界遺産の遺跡などに禁止行為をするなどしていた「自称・日本人」が、実は韓国人であることがわかった。日本人を名乗ってマナー違反などを繰り返していた当人を直撃したところ「自分は日本人だ」と主張したが、話していたのは日本語ではなく、韓国語だったのである。(以下略)
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フランスやらイタリヤやらの子については、直接話した事がないので伝聞と推測になるが、東欧諸国の子だったという話を聞いた事がある。そういえば日本でもルーマニアとかウクライナとかの女の子が出稼ぎに来たりしているから、何となく想像がつく。
 
それから高級ホテルの一部と中級ホテルの中にある「サウナ」も狙い目だ。個室で正規のマッサージの後、交渉次第で別料金コースの本番OKである。但し英語が十中八九通じないので、広東語か北京語で交渉しなければならないという難がある。
 
最近は家族連れやカップルの旅行者が著しく増加しているマカオだが、そもそもの原点はカジノと風俗にある事は頭の片隅に置いておくべきだろう。
 
「不健全」を求める事もまた、旅の醍醐味である。
 
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