(「NexTech Week 2023【秋】」会場風景)
去る17日エントリーでご紹介した幕張メッセにて開催の技術系3イベント、
(開催日時:17日~20日)
◎「CEATEC(シーテック)2023」
(公式HP) https://www.ceatec.com/ja/
(開催日時:25日~27日)
◎「Japan IT Week【秋】」
(公式HP) https://www.japan-it.jp/autumn/ja-jp.html
◎「NexTech Week 2023【秋】」
(公式HP) https://www.nextech-week.jp/autumn/ja-jp.html
この内先週の「CEATEC 2023」は、数多く開催されている商談がメインの展示会ではなく技術・製品を広く一般に周知する目的のイベントなので、現在の科学技術と各分野の今後の課題について全体が俯瞰できるのが特徴である。そのため今回も期待通りの展示会&カンファレンスで満足できるものだった。
対する今週の「Japan IT Week【秋】」と「NexTech Week 2023【秋】」の基本は商談がメインの展示会なので各企業・団体が出展している製品・技術・サービスは「玉石混交」、それらに対する評価は各人の物差しで測る必要がある。
以前のエントリーで大規模展示場にて開催される展示会の評価を“難易度”別にS・A・B・Cと区分したことがあった。
(S):プロ(専門家)向け
(A):プロおよび相当量の知識を有する人向け
(B):プロ~関心を有する一般人向け
(C):主なターゲットが一般~ド素人
もっとも(S)に該当する展示会は滅多にないので、今回は無し。
(A)判定は「NexTech Week」の「量子コンピューティング EXPO」
(B)判定は同じく「AI・人工知能 EXPO」と「ブロックチェーン EXPO」
(C)判定は同じく「デジタル人材育成支援 EXPO」
そして「Japan IT Week【秋】」も全般として(C)判定である。
前にも述べたように「量子コンピューティング EXPO」は量子コンピューティングの基礎的概念を把握していないとチンプンカンプン、各ブースの説明員が丁寧に解説してくれるとしてもド素人では理解不能となるだろう。参観者側の努力が必要な展示会で、今年も参観者の数がやや少ないように見受けられた。
「AI・人工知能 EXPO」と「ブロックチェーン EXPO」は参観者側に日経新聞並みの知識があれば十分理解可能な展示会である。但し例の「ChatGPT」やら「Web3」、「メタバース」等の名称がやたらと製品・技術名や製品解説の中に出ているものの、中味は大したものではない出展が結構あったので今後も注意が必要だ。
そして最後に「デジタル人材育成支援 EXPO」と「Japan IT Week【秋】」、これはAIやDXの名前は知っていても中身を理解していない経営層・中間管理職が「役に立ちそう」と思ってしまうような出展が半分以上の展示会だった。
例えば「DX…何だかよく分からないけど業界の流れに取り残されては困る…」とか「ChatGPT…便利そうだから取り敢えず社内導入させなきゃ…」とかの理解力しか無いような人にとっては、「こりゃ凄い!」と感じる内容。
まぁ、今が旬の「IT」「AI」「ChatGPT」「メタバース」「DX」「サイバーセキュリティ」等々、このブームに乗らずして何時儲けるのか・・・が問われている筈だから、やむを得ないことだろう。
そして内容以前の話だが毎回思うのは、何で多数のコンパニオンを動員してまで売り込みに血道をあげているITサービスの出展者がかくも沢山存在しているのか? 何かおかしくないか?
(※ 以上はあくまでも筆者個人の感想です。)
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