賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

止まらない社会保障費の増加に思う

 

※暑くてかったるく気合が入りませんが今日のサイコロは「3,2,2」=「7」で「小」なのでエントリーを出します。

 

来年度の社会保障費の自然増について政府は4100億円と見込んでいる由。昨年は5000億円超増と見込んでいたので減少しているとはいえ、高水準であることに変わりはない。

 

朝日新聞7月26日配信記事

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社会保障費、4100億円自然増 25年度の概算要求基準

(https://www.asahi.com/articles/DA3S15993976.html )

政府が月内にも閣議了解をめざす2025年度の予算要求のルールを定める「概算要求基準」の案が判明した。最大の支出項目である社会保障費について、高齢化などに伴う「自然増」を4100億円とはじいた。(以下略)

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高齢者の増加が緩やかになっているというが、来年には所謂「団塊世代」の全員が75歳以上の後期高齢者となるため、それ以降の世代の高齢者が少なくなるように見えるだけである。

 

しかも「団塊世代」はなかなかしぶとい人が多いので、劇的な「自然減」は期待できそうもない。近年唯一チャンスだったのは例のコロナ禍だったのだが、日本全体が官民挙げて「コロナから年寄りを守れ~!」という集団ヒステリーの方向へ舵を切ってしまい無駄に数百兆円を使ってしまった。

 

(※ご参考)

2020年2月3日エントリー、

新型肺炎の意外な効能>

(新型肺炎の意外な効能 - 賭狂がゆく (hatenablog.com))

 

この4年半前に書いた自分のエントリーを改めて読み返して思い出したのが、2年前物議をかもしたYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の某トーク番組。

 

 

経済学者の成田悠輔氏と「ひろゆき」こと西村博之氏が群馬県前橋市で小中高生20人と討論した際、成田氏がかねてより「老人は集団自決を」云々と主張していることを念頭に

「老人は実際に退散した方がいいと思う。そこで老人が自動でいなくなるシステムを作るとしたら、どうするか」

という趣旨の質問を。

 

それに対して成田氏がそれを題材にした映画2本を紹介し、実現してもいい云々と子供たちを煽動するが如き答弁をおこなった件である。

 

昨年も成田氏の言動と姿勢が問題視されていたが、筆者的には大した話ではない。あれが問題ならば4年半前の筆者のエントリーの方が大問題になっている筈だ。

 

ただひとつ残念だったのは成田氏とひろゆき氏が、頷いている子供たちに対して「隗より始めよ」を説かなかったことである。つまり彼らに対して

「先ず、君たち自身のおじいさん、おばあさんをどう始末するか考えましょう」

と何故言わなかったのだろうか?

 

最近は成田氏の動静をあまり聞かないので『沈黙は金』でほとぼりの覚めるのを待っているのかも知れない。中途半端な議論でお茶を濁すとは、所詮はバッタもんの学者に過ぎないのではなかろうか。

 

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