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東京都議会議員が越境演説…これは意外に面白いかも

 
先月のことだが、夜7時半ごろ帰宅途中の小田急線・新百合ヶ丘駅コンコース下バス乗り場の前で、マイクを持って演説している男がいた。来年春の統一地方選に向けて、日頃は何のアピールもしていない川崎市議が湧いて出てきたか…と思って見てみると、演説しているのは何と維新の石川良一・東京都議会議員(前稲城市長)ではないか。
 
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確かに新百合ヶ丘駅は東京都稲城市の「平尾団地」、「稲城駅」行きバスの始発点である。しかしながら、ここは神奈川県川崎市麻生区
 
同じ川崎市内では川崎駅前や高津から都内への東急バスが出ているが、選挙前に都議会議員が出張って駅頭演説していたという話は聞いたことが無い。また新百合ヶ丘駅からは横浜市の「たまプラーザ」や「あざみ野」行きバスも出ているが、横浜市議が演説しているのを見たことも無い。
 
“越境都政演説自体が悪いとは言えないし、石川都議の有権者にアピールしようとしている姿勢は評価に値する。但しこんな事が首都圏のあちこちで行われるようになると、収拾がつかなくなる可能性は無いとは言えない。
 
例えば川崎市北部や横浜市北部の住民の多くは「神奈川都民」、勤め先は都内の会社という人ばかりである。そんな人たち向けに川崎市議や横浜市議、神奈川県議らが東京駅前や渋谷駅前、新宿駅前で市政、県政演説をやり始めるだろう。それを見た埼玉県や千葉県の議員が都内各所で演説を始めたりして、混乱が起こるかも知れない。
 
もっとも、日頃は何をしているのかサッパリ判らない川崎市議や神奈川県議らが大勢の人でごった返す都内で演説することで、少しは本気になって有権者に市政・県政報告する意識を持つだろうから、それはそれで良い事だろう。
 
この“越境演説、日本全国で流行り出せば、過日の号泣兵庫県議とか不倫東京都議とかが選挙区以外の地域住民の目に晒され、淘汰されるキッカケにもなるに違いない。
 
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