賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

ウィン会長、ついに辞任へ!

 
 
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(高級リゾート「Wynn Macau」、筆者撮影)
 

当ブログ2/1エントリーで述べた米ラスベガス本拠のIR大手企業ウィン・リゾートWynnResorts)」の創業者会長、ティーブ・ウィン(Steve Wynn氏のセクハラ疑惑事件は、同会長の辞任という新展開を迎えた。

 

POLITICO2月6日配信記事↓

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SteveWynn resigns from Wynn Resorts after sexual harassment allegations  ByREBECCA MORIN

 (https://www.politico.com/story/2018/02/06/steve-wynn-resorts-sexual-harassment-395959)

Las Vegas casino mogul and top GOP donor Steve Wynn hasstepped down as CEO of Wynn Resorts, a company he founded, the companyannounced late Tuesday night. Wynn's resignation comes two weeks after a reportalleging a series of sexual misconduct claims.(以下略)

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そして新会長(CEO)には現社長のMatt Maddox氏が、また取締役会議長にはBoone Wayson氏が就任する由。これを受けて昨日の米NASDAQ市場では、Wynn社の終値は前日比+14.10ドル(+8.64%)の177.32ドルと上昇した。
 
但し昨日発表のSteve Wynn氏の辞任コメントではあくまでもセクハラ疑惑を否定していたので、今後は疑惑を報じたWSJ紙との争いとなる筈。
 
それ以上にWynn社にとって怖いのは、企業イメージの低下による信用の失墜・株価急落で損失を被った株主の集団訴訟の可能性と、米マサチューセッツ州のゲーミング委員会、ネバダ州ゲーミング規制当局、マカオ政府ゲーミング当局による調査(査察)ではないだろうか。
 
前者はここ数日来の株式市場急落が救いとなって凌げるかも知れないが、後者は下手をするとカジノライセンス剥奪という最悪の事態も予想されるからである。
 
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(マカオの高級IR「Wynn Palace」の噴水ショー風景、筆者撮影)
 
Wynn社は昨年マカオ・コタイ地区に新IRの「「Wynn Palace」をオープンさせたが、次回のライセンス更新が通らなければ接収されてしまう。マカオ市場が収益の牽引役となっているので、同社にとっては存亡の正念場となるだろう。
 

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