全国の神社仏閣で多発している「賽銭泥棒」。その罰当たりな行為は人々の顰蹙を買っているが、この度よりによって「将門塚」という超弩級の祟りスポットの賽銭箱を荒らした痴れ者が現れた。
共同通信4月14日配信記事↓
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「将門塚」のさい銭盗んだ疑い 警視庁、75歳男逮捕
(https://nordot.app/1019428285127901184 )
平安時代の武将、平将門を供養する石碑「将門塚」（東京都千代田区）のさい銭箱から現金を盗んだとして、警視庁丸の内署は14日までに、窃盗の疑いで無職の男（75）＝東京都中央区＝を現行犯逮捕した。塚には将門のたたりにまつわる伝承があり、捜査関係者によると、男は「たたりは知っていたが生活のためだった」と容疑を認めている。（以下略）
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前にも書いたように平将門公は「日本三大怨霊」と称せられる祟り神のひとり。
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(2014年4月19日エントリー)
＜ 日本三大怨霊「将門公首塚」の真向かいに、大手町初の｢住｣機能付き複合ビル建築着工 ＞
(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/12776737 )
「将門塚」には天慶3年(940年）の「天慶の乱」で討死した平将門公の首級が葬られているという伝承がある。
天平2年（730年）創建の「神田明神」(正式名称は神田神社)は徳川家康公の江戸入府(天正18年＝1590年)以前「将門塚」の近隣にあり、その由縁で延慶2年（1309年）に将門公が合祀された。
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※ちなみに“逆賊”とされた将門公についての神社の見解は、
「関東の政治改革を図り、命を賭けて民衆を守った兵（つわもの）」
であり、「承平天慶の乱」についても、
「京人（みやこびと）より“東夷（あずまえびす）”と呼ばれ虐げられてきた関東人が、自らを主張し始めた壮挙」
と位置付けられている。（学習研究社編「週刊神社紀行22」に於ける宮司談話）
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「将門塚」は言うに及ばず神田明神など平将門公に関連する神社仏閣に対しての不敬行為はハイリスク・ノーリターンとしか思えない。
本件の犯人は逮捕されて「罰が当たった」と供述している由。むべなるかなと言った処か。
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