(レイセオン社のPatriot弾頭、台湾『 TADTE 』にて筆者撮影)
運用開始から40年近くになる地対空ミサイルシステム「Patriot」はスタンダードな防空システムの筈だが、米の世界戦略にとって最重要地域である中東での配備数が意外に少なかったのには驚いた。
ロイター10月22日配信記事↓
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米、中東に防空システム追加配備へ 米軍への攻撃増加受け
(https://jp.reuters.com/article/israel-palestinians-pentagon-idJPKBN31M03Y )
米国防総省は21日、地上配備型ミサイル迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」と追加の防空システム「パトリオット」大隊を中東に配備すると発表した。同地域で米軍への攻撃が増加していることを受けた。(以下略)
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筆者がPatriotの実物弾頭を参観したのは14年前、台北での『 TADTE (台北航空&国防工業展)』に出展していた米防衛産業大手のLockheed Martin社とRaytheon社の展示ブース内であった。
(レイセオン社のPatriotカタログ、同社営業課長に頂いた)
開発したのはレイセオン社だが、ロッキード・マーティン社も共同で製造提供している。対弾道ミサイル迎撃システムの「PAC-3」は我が国航空自衛隊の高射部隊が運用しており、北朝鮮弾道ミサイルの破壊措置命令でも周知されている。
(ロッキード・マーティン社のPAC-3カタログ、同社営業部長より掲載OK頂いた)
たしか十数年前に初めて「PAC-3」が空自の各基地に配備開始となった際、こんな防衛システムに対して反対派の「市民団体」(その実態は日本共産党系や社民、立憲系)が
「日本が戦争に巻き込まれる」「侵略戦争反対」
などの意味不明なスローガンを記した幟やプラカードを先頭にデモ行進していたのを思い出した。
彼らによれば日本が自国民を守るために防備を施すと、それが「相手の攻撃を誘発する」とか「他国を侵略するためだ」ということになるそうだ。この連中の思考と行動は何年経っても変わらない。先日も南西諸島の防衛強化を巡って「日本が戦争に巻き込まれるから反対」と集会を開いていた。
この市民団体たちと協賛メンバーはだいたい同じで、先日の広島サミットの際には意味不明の「中国侵略阻止」と謳ったビラを配っていた。
なるほど、彼らの実際の“飼い主”はあの国だったのね・・・
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