ご存知「年末ジャンボ宝くじ」が売り上げ不振対策のため、当選金を6億円から7億円へと引き上げることになった。
読売新聞2013年10月19日15時36分配信記事↓
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年末ジャンボ、7億円に…売り上げ減り増額
引き上げは2年連続で、減少傾向にある宝くじの売り上げを増やす狙いがある。
宝くじは収益金が自治体の収入になる。しかし、年間売り上げ額は2005年度の約1兆1000億円をピークに減少傾向にあり、収益金も減っている。
年末ジャンボは宝くじの売り上げで大きな割合を占める主力商品。自治体で作る発売元の全国自治宝くじ事務協議会は、「昨年当選金を引き上げたら売り上げが増えた」と話している。総務省は昨年、宝くじの当選金の上限を最高7億5000万円(1枚300円の場合)に引き上げることができる法改正を行った。(以上引用、太字下線は筆者)
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以前から述べているように、「宝くじ」という代物は阿保らしいので買ったことがない。なにが阿保らしいかというと、その控除率の高さがである。
控除率を一言で説明すれば、あるギャンブルに対する胴元(主催者)の取り分(ピンハネ分)を百分率で表した数値で、英訳すると「 House Advantage 」、「 House Edge 」。カジノの経営側を「ハウス」と言うので、「ハウスの有利度」「ハウスの切取り分」となる。この値が低いほど、プレーヤー側に有利であると言える。
所謂「宝くじ」の類は世界中の何処でも、控除率が高いと相場が決まっている。中でも日本の宝くじの控除率は約55%、しかし他国の宝くじは概ね約40%台であるから、胴元のピンハネ率が異常に高い“ギャンブル”。まともに勝負するような種目ではない。
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・「ロト」「toto」など:約52~55%
・競馬、競輪、競艇など:約25%
(カジノのゲームは賭け方によって控除率が変化する)
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・ルーレット(アメリカンスタイル):最高7.89%、最低5.26%
・クラップス:最高16.67%、最低1.41%
・バカラ :最高14.2%、最低1.17%
・カリビアンスタッドポーカー: 約5%
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今はもう表向きには存在しないが(たしか20年ほど前まで横浜にあったのが最後)、ヤクザの運営していた常設賭場ですら、控除率が50%を超えると客足が遠のくため、配当比率の算定には苦労していたと聞く。それに対して「宝くじ」「ロト」「toto」の控除率約52~55%というのは、もうボッタクリもいいところである。私から見ればこんなものに手を出す人の気が知れない。
それから日本で蔓延る「パチンコ」「パチスロ」の控除率は約10~15%と言われている。但し「パチンコ」「パチスロ」は表向きギャンブルではないという事になっているので、公営賭博のように控除率を明確化することはない。つまりホール側(と出玉率を許認可する警察)の意向次第で、客側はいくらでも搾取される訳である。
しかもカジノのゲームは客側が大なり小なり戦略、戦術を組み立てることが出来るが、パチ系にそれは出来ない。カジノのカードゲームはツキがあると思えば掛け金を増額し、例えばゲームそのものは2勝8敗でもトータルの獲得金額では勝ち…というパターンがよくある。だがパチ系はツキがあると思える時でも、客側が「今、ツイているから換金率を上げたい!」とか出来ない遊技。
そもそもパチのプログラム自体、胴元(ホール、そして警察)が不利になるようには組まれていない。
こんな不利を承知で台の前に座っている日本人は、実に忍耐強いと云うかBKと云うか、驚嘆に値する国民であろう。言い換えれば、その大半が朝鮮系のパチ屋にカネを貢ぐ、愚かな「カモ集団」ということだ。
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