(442連隊戦闘団マークをあしらったバッチ)
本土の日系二世を主体とする「442連隊」は歩兵大隊と砲兵大隊、工兵部隊をもつ戦闘団で、編成上は第100大隊が第1大隊であったが、何故か「第100大隊」のまま、最後まで改称されなかった。442の主力は第100大隊の後を追うようにイタリア、フランスへと回され、第一線の激戦地に投入された。
(442連隊と第100大隊の歩兵記章)
特にフランス戦線での孤立した米テキサス大隊救出作戦では、日本陸軍もかくやの「バンザイ突撃」を敢行してドイツ軍の包囲を破る激戦ぶりであった。その結果、常に任務を完遂して全アメリカ陸軍部隊中で最強と評されたものの、非常に高い死傷率を記録した。一昨年12月に88歳で亡くなった米政界の重鎮、ダニエル・イノウエ上院議員(民主党、ハワイ州選出)も442連隊に所属し、右手を失っている。
442連隊の兵士たちの命を賭した働きは、日系人の地位向上に大いに寄与する結果となった。特にハワイでは第100大隊の帰還兵士たちのクラブ「 ONE HUNDRED CULB 」が各界に影響力を持ち、日系人のみならず多くの日本人がハワイで活躍できる下地となっている。
(コミック入り解説書)
「 U.S ARMY MUSEUM OF HAWAII」アメリカ陸軍博物館の記念グッズの中の「零戦Tシャツ」が紹介されていた。これも素晴らしいが、442連隊とハワイ第100大隊の土産物もまた希少価値のあるものである。
(442連隊将兵の写真入りTシャツ)
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