中国のCCTV（中国中央電視台）がニュース番組でロシア連邦崩壊後の領土分割案を発表した。
そもそもCCTVは中華人民共和国国務院・国家新聞出版広電総局直属の放送局、つまり国営の公共放送テレビ局である。ニュース番組内の個人の見解としての図表ではあるが、これは中共の思考を代弁していると捉えてもあながち間違いではない。
それにしても現時点で中共はロシア支援国家であるのに、臆面も無くロシア領土分割の分け前に預かれると思っているらしい。沿海州の奪回が長年の願望であったとしてもだ。
また何でカザフスタンがかなりの取り分に預かれるのかも、よく判らない。ノルウェーも同様である。
そして南樺太と千島列島南部、すなわち国後、択捉の部分は「ＪＡＰＡＮ」となっているので、日本領と認識しているのだろう。これに関しては悪い気はしない。
現時点での中共はウクライナ情勢を注意深く分析している。その上でこんな“観測気球”を打ち上げるという事は、近いうちにロシアと距離を置く、あるいは西側に寝返るという予兆なのかも知れない。要注意である。
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