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都民ファーストの会…「ファースト」の寓意とは

 
小池新党「都民ファーストの会」は予想通り、民進党支持層や無党派層を固めつつあるようである。
 
読売新聞219日配信記事↓
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都民ファーストの会に「期待」66%…読売調査
読売新聞社の全国世論調査で、東京都の小池百合子知事が事実上率いる地域政党都民ファーストの会」に「期待する」は66%で、「期待しない」の26%を大きく上回った。「期待する」は、民進支持層で8割、自民支持層で66%、無党派層で63%を占め、都内の有権者では69%に上った。(以上引用)
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前から述べているように、国民(都民)の一定数は政策や政治実績以前に、「反権力」とか「反政権」「アンチ自民」といった姿勢の投票行動をとっている。そういった層の受け皿が「都民ファーストの会」となることは、悪くない話である。
 
「都民」+「(英)first」という組み合わせのネーミングもわかり易い。横文字を多発させている小池都知事らしいのだが、本当に「都民第一」なのかどうかは、今後の推移を見てみなければ評価が難しいだろう。
 
豊洲の話も最後のオチは「やっぱり消去法でいけば豊洲移転へ」となりそうだし、また築地存続の場合には、「実は築地の下には…」という話が噴出する可能性もある。
 
そうなると「ファースト」はファーストでも、fast」(断食)の方になってしまう。つまり「都民断食の会」。食の安全が確保されるまで飯食うな…というシャレにならない話に。
 
それでは困るので、どうせなら「(英)first」改め「(独)Faust」=ファウストにすればどうだろうか。「都民ファウストの会」。
 
ゲーテの戯曲『ファウスト』の主人公ファウスト博士のモデルとなった、有名な錬金術師ドクトル・ファウストゥスにあやかれば、豊洲、五輪などのカネのかかる話も解決する・・・という寓意である。
 
ゲーテの戯曲でもファウストは皇帝の下で国家運営に成功するのだから、縁起のいい名称だろう。また主人公は悪魔メフィストと契約してその助力を得るが、現在の小池陣営にも公明党民進党がすり寄って来ているのだから、似たようなものではないか。
 
ただし失敗すれば、同じ独語「Faust」でも「拳(こぶし)、鉄拳」の意味の方になってしまうから要注意である。
つまり「都民ファウストの会」=「都民への鉄拳の会」。
 
かつて「自民にお灸をすえる」と民主党に投票した国民が、逆に民主党政権からお灸をすえられたように、「都議会自民党にお灸をすえる」つもりで小池新党に入れた都民が、小池からお灸をすえられるという展開にはピッタリの名称だ。
 
どちらに転んでもエキサイティングな状況になりそうだから、「都民ファーストの会」改め「都民ファウストの会」への名称変更をお薦めする次第である。
 
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